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[総理大臣杯]鹿屋体育大、定年退任間近の指揮官に全国切符をプレゼント(鹿屋体育大vs日本文理大)

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[6.11 総理大臣杯九州予選準決勝 鹿屋体育大 4-2 日本文理大 博多の森]

 第34回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントの予選を兼ねた九州大学サッカートーナメントは11日、博多の森陸上競技場で準決勝を行い、第1試合では1月の全日本大学選手権8強の鹿屋体育大が4-2で日本文理大に勝利。全国大会の出場権を獲得した。

 リーグ戦では日本文理大に5-1で快勝している鹿屋体育大。だが「気負いがあった」と井上尚武監督が振り返ったように硬さのあった前半は、日本文理大にリードを許して折り返すこととなる。日本文理大は、試合前に元大分トリニータGKの岡中勇人監督が「タテのF東京ラインを防げばチャンスはある」と話していたが、その言葉通りにFW岡田翔平(3年)ら3人が先発に名を連ねたF東京U-18出身者のラインを封鎖。相手のよさを消した日本文理大は前半24分にMF池田佳祐(3年=日本文理大附高)のゴールで先制するとPKで同点に追いつかれたものの33分にFW黒木翔(3年=常盤高)のゴールで再び勝ち越して有利な状況で前半を終えた。

 ただ後半開始からMF小森啓一郎(4年=ルーテル学院高)を投入して中盤に活力を加えた鹿屋体育大が息を吹き返す。「後半、パワープレーにこられたらヤバイ」と岡中監督は懸念していたが、日本文理大は食い止めることができなかった。逆に鹿屋体育大は山崎のゴールで追いつくとDF多田高行(4年=滝川二高)がPKを決めて勝ち越した。さらに後半30分には岡田がダメ押しゴールを決め4-2で勝利。定年のために今年で退任する井上監督にまずは全国切符をプレゼントした。

<写真>勝ち越しゴールを決めた鹿屋体育大・多田がチームメイトに飛びついて喜ぶ
(FBN)

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