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[コマスポ]きょう開幕! 総理大臣杯、駒大-環太平洋大プレビュー

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=大阪夏の陣、いよいよ開幕!=

 第34回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントがいよいよ4日に熱戦の火ぶたが切られる。駒大の初戦は、4日の午後6時から堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンター(堺SNTC)で中国地方代表で、初出場の環太平洋大学と対戦する。

 大阪地方はまだ梅雨明けしておらず、夏空にはまだ遠いと言えるが、そんな梅雨空を吹き飛ばす戦いがいよいよ始まる。今季の駒大は関東リーグ、冬のインカレ、そしてこの総理大臣杯からなる3冠を狙っている。タイトルがかかる戦いだけに選手たちのモチベーションは高い。

 「去年は、2回戦で負けているので、悔しさがある。やはり三冠取りたいのでそれを絶対、大阪で取りたいと思う」と金正也主将(4年=神戸科学技術高)は地元開催の大臣杯に向けて意気込む。

 駒大の初戦となる対戦相手は環太平洋大学。初出場校となるので、全国的にもまだどのようなサッカーを見せるのかは知られていないが、3日に大臣杯の開幕前記者会見で、選手時代にJリーグの横浜Fや川崎Fで活躍した環太平洋大学の桂秀樹監督は「開校4年目で1期生はちょうど4年生。そういう意味では1つの集大成になる」と初出場となる全国大会に向けて抱負を語った。

 環太平洋大は、「パス中心で、ただ蹴るだけでなくしっかりつなぐスタイル」と桂監督は語る。中心選手は、市立船橋出身のFWの森川龍誠と八千代出身のGKの植田峻佑。なかでも森川ついて「濱田宙(3年=市立船橋)から話を聞いているが、小回りも利くみたいだしかなりやれる選手のようだ」と岡田誠史コーチも警戒心を高めている。

 植田は米倉恒貴山崎亮平らを擁した選手権のベスト4メンバーである。駒大は細かいパス回しにしっかり対応する、といういつものリーグ戦やり方をしっかりと集中力を高めて行えるかが問われる。

 対する岡田コーチは、抱負を問われ「相手は初出場で未知数なので、いつも通りの粘り強く、走りぬく駒大サッカーをやるだけ」と声高に語る。しかし、かつて3連覇している大会についての意識について問われ、「当時と比べ、まったく点が取れない(前期リーグ12得点)。しっかり守る所から入って“勝ちたい気持ち”をいかに継続させるか」と今のチームの問題について、岡田コーチは話した。

 会見の最後に岡田コーチは、「こういう状況なので、また今年から新たな歴史を築ければ、と思う」とタイトルを意識させるコメントを残した。駒大は、明日開幕の大臣杯で新たに「強豪校」の伝統を築く戦いに挑む。

<写真>大会前日の会見で抱負を述べる岡田誠史コーチ

(文・写真 駒大スポーツ・東條貴史)

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