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[総理大臣杯]夏の大学日本一決定戦が開幕!慶應、圧巻の5発で快勝発進(鹿屋体育大vs.慶應義塾大)

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[7.4 総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント1回戦 鹿屋体育大 1-5 慶應義塾大 西京極]

 夏の大学日本一を競う、第34回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントが4日に開幕し、1回戦8試合が行われた。京都・西京極総合運動公園陸上競技場会場の第1試合では、12年ぶり出場の慶應義塾大(関東3)が5-1で鹿屋体育大(九州2)に快勝。準々決勝(6日)へ駒を進めた。

 慶大は、序盤からU-21日本代表の一員で司令塔を務めるMF河井陽介(3年=藤枝東高、清水エスパルス特別指定選手)を軸に丁寧なパス回しで攻撃を組み立て、主導権を握った。14分に河井のシュートがポストをたたいて早くも得点の香りが漂うと、16分にはFW深澤良(4年=清水東高)のセンタリングをU-19日本代表MF藤田息吹(2年=藤枝東高)が押し込んで先制。34分にはPKのチャンスを深澤が確実に決めて追加点をマークした。さらに前半終了間際の39分にはFW横川達郎(4年=渋谷幕張高)が左サイドからドリブルで深くえぐり、最後はゴール前でフリーになったMF大塚尚毅(3年・滝川二高)が冷静に3点目を押し込んだ。

 後半も攻め手を休めることなく、途中出場のFW日高慶太(3年=桐蔭学園高)のダイビングヘッド、深澤のスライディングシュートで加点し計5点を奪い取った。敗れた鹿屋体大はMF桃井宏和(2年=佐賀東高)を中心に速攻で反撃を図ったが精度を欠いて決定機を作ることができず、30分に途中出場の1年生MF粕川正樹(前橋育英高)がミドルシュートで1点を返すに留まった。慶大のイ・ウヨン監督は「相手は九州勢であまり情報が集まらなかったが、その中でもできるだけ細かく聞いていったら、誰もが同じことを言うので半信半疑ではあったが、イメージはつかめていたし、うまく(相手の速攻に)対応できた。点差ほど実力差はないと思うが、最高の結果。負けたら次がない大会だが、優勝を目指してやりたい」と話し、次戦に視線を向けた。慶大は6日の準々決勝で仙台大(東北)と対戦する。

(取材・文 平野貴也)

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