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[ケイスポ][総理大臣杯]慶應義塾大、鹿屋体育大戦後コメント

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[慶應スポーツ ゲキサカ版]
[7.4 総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント1回戦 鹿屋体育大 1-5 慶應義塾大 西京極]

 第34回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントが4日に開幕し、1回戦8試合が行われた。京都・西京極総合運動公園陸上競技場会場の第1試合では、12年ぶり出場の慶應義塾大(関東3)が5-1で鹿屋体育大(九州2)に快勝。準々決勝(6日)へ駒を進めた。以下、慶大選手の試合後コメント

●DF三上佳貴主将(4年=藤枝東高)
―今日の試合を振り返って
「初戦なので難しいこともいろいろあったと思うが、立ち上がりに関しては自分達らしい思い切りのいいプレーができたので、そこは良かった。後半点差が開いたところで、一人ひとりが前半出来ていた部分でも甘くなり相手の時間帯をつくってしまったことは次への課題」

―個人的な出来は
「自分としては納得いっていない。体のキレとか自分の感覚とかいう部分で納得いかない」

―相手の印象は
「特に中盤でつくるとかいうこともなく基本的に裏かFWの足元につけてきてそこから展開するチームだったので自分達のやることははっきりしていて、やりやすい相手だったが、そういう相手に後半ペースを握られたので、内容に課題があると感じる」

―ここまでどのようにチームを調整してきたか
「相手のことがわからないので、自分達のやるべきことをしっかりやるということだけを考えてやってきた」

―5-1という結果に関して大勝できた要因は
「前半から自分たちのやるべきことをやった結果だが、大勝してもトーナメントなので得失点差はつぎの試合に関係しないので、次もまた今日と同じように頑張りたい」

―目標は
「もちろん優勝を目指しているがトーナメントなので先のことは考えず一試合ごとに集中して臨みたい」

●DF笠松亮太副将(3年=東京Vユース)
―大学では初の全国大会でしたが
「ずっと関東でやってきたので、自分たちが全国でどれだけ通用するのかっていうのは未知の状況だった。でも立ち上がりに前からしっかりプレスをかけるところとか、自分たちがやることは変えないでやろうと思っていた。その中で、前半は良い形で3点を取ることができたので良い手ごたえがあった。ただ、やっぱり後半相手に合わせてしまう形になった部分はあったので、そこは反省して次に臨んでいきたいなと思います」

―後半プレーが落ちてしまった要因
「やはり3点取ったことで何かしらの油断があった事や、暑さによって運動量が落ちてしまった事、そして相手に合わせる形になってしまったところが大きかったかなと思います。途中から出てきた選手も雰囲気を変えられなかった部分があるので、もう一回締めないと、次はやられてしまうという話はチームの中で出てきた。切り替えてやらないといけないと思います」

―相手のFW9番(岡田)が良いとの事でしたがケアは
「9番の選手に対しては、中学や高校で対戦していたことがあったので、ある程度イメージは出来ていて、裏への対応は意識していた。最初中盤でプレスがかからなくて裏を取られたりもした。ただそこからはしっかりプレスにいくこと、蹴られる瞬間にラインを下げることで一応の対応は出来たかなと思っています」

―次も強敵との対戦になるが
「自分たちは優勝を目指しているチームなのでどんな相手がきても、自分たちのスタイルを変えないこと。しっかりプレスにいったり、球際で負けないことだったり、基本的な事をしっかりやって、1試合1試合悔いの残さない戦いをやっていきたいと思います」

●FW深澤良(4年=清水東高)
―深澤選手を筆頭に速いプレスがはまり相手DFが混乱していたが
「相手がロングボールを多用してくるチームだったので、自分がしっかりプレスをかけて良いボールを蹴らせないように意識していました」

―2得点1アシストの大活躍でしたが
「非常に嬉しかったです。ただまわりの選手もみんな運動量豊富に動いてくれて、自分にも良いパスを何度も届けてくれたし、PKを蹴る機会も与えてくれた。本当にこの結果は自分だけのものではなく、チーム全員の協力があって掴めたものだと思っています」

―PKのキッカーについて
「チームの中で自分が蹴るという事は決めていたので、迷わず蹴りにいきました」

―次の試合に向けて
「相手は初めて対戦する相手が多いので、まず自分たちが今までやってきたことを徹底してやることが大事だと思う。期間は短いが、ミーティングなどでしっかりチームメイトとコミュニケーションを取って良い準備をしていきたいです」

●MF横川達郎(4年=渋谷幕張高)
―今日の試合を振り返って
「久々の全国大会で、その1回戦というのは大事だとわかっていたので、そこで結果が出て本当に良かったです」

―先発フル出場だったが
「そうですね、加美が出場停止だった所に自分が入ったんですけど、自分も絶対先発で出たいと思っていますし、そういう意味ではアピールの場だと思っていたので、得点に絡めたのも良かったですし、結果が出たのも1つのアピールになったので、良かったかなと思っています」

―中央にも進出していたが
「外だけでも読まれてしまいますし、中にずっといても有効ではないと思っていて。本当に自由を与えられているポジションで、攻撃に絡めるならどういう形でもいいと思っているので、色々やれてボールを多く触れたのは良かったと思います」

―黄選手とのコンビは
「普段SBをやっているので、なかなか難しい所もあったんですけど、テソン(黄)も気を利かせて上がるところは上がってきてくれたので、そういう所は良かったかなと思います」

―次戦に向けて
「目指しているのは優勝なので、ベスト4も1つの通過点になればいいと思いますけど、いきなり決勝戦なわけではないので、本当に一戦一戦全力で、今日と同じ気持ちで120%で頑張れば、自ずと結果もついてくると思います」

●MF河井陽介(3年=藤枝東高、清水エスパルス特別指定選手)
―試合を振り返って
「初戦だったので、結果を出したことに満足しています」

―相手は放り込んでくるチームで、慶大は戦いにくいかなとも感じたのですが
「立ち上がりに前からプレスをかけることで相手が結構ばたついたので、そのままプレスをかけ続ければ逃げ続けられるかなと。そう言う身では先にプレスをかけることができた慶應が優位に立てたのかなと思います。セカンドボールも中々うまく拾えてたんじゃないかなと思いますね、前半は。後半はみんな3-0になってから、残りの45分をどう戦うかという共通理解があまりできていなかったかなと思うので。攻めたい人と、ゆっくり時間かけていきたい人がいたと思うし、そういうのをみんなでハーフタイムに話し合えなかったのが悪かったかなとも思います。3-0といっても、相手はあきらめていなかったので、後半の最初押し込まれて流れが悪くなってしまったというのもあると思うので。そこで後半も前半の最初と同じようにプレスをかけていくとかシュートを打っていくとかをやらないといけなかったかなと思います」

―チームの目標はどこですか
「この大会はやっぱり日本一を目指してます。あと3つ勝てば日本一なので…勝ちたいですね!」

●GK中川翔太(3年=國學院久我山高)
―試合を振り返って
「結果は素晴らしかったと思う。内容は特に後半になって一気にガラっと変わってしまって、そこは反省材料というか、前半やってきたものと変わってしまって、失点もしたし、ああいう試合内容だと次(の試合は)難しいかなと思うので、前半みたいな試合を90分間通してやれるようにしないといけない」

―立ち上がりDFラインの裏を取られるシーンがあったが
「なかなか(相手の)リサーチが出来ないので、どういうサッカーをしてくるのか立ち上がりわからなくて、失点してもおかしくない時間帯はあったが、途中から気づいてうまく修正できたので、あのままやられなくてよかったが、次の相手もどうなるかわからないので、立ち上がり5分、10分で相手のサッカーを見極めてやらなければならないと思う」

―今日はナイスセーブもある中でミスもあったが
「今日は終わってみて勝利は嬉しかったが、自分のプレーとしては全然ここ最近の中で一番良くなかったので、5点も入れているのにああいう風にキーパーが目立ってしまうことはよくないことなので、その辺は 次はないように、1点ゲームだとああいうところでの失点で決まってしまうので、気を引き締めて、ボールを受ける前の判断をしっかりやっていきたい」

―次戦に向けて
「ここまで来たら一番上まで行きたいし、4年生にいい思いをさせてあげたいので、失うものはないと思うので、楽しくチーム一丸となってやっていきたい」

●MF藤田息吹(2年=藤枝東高)
―試合を振り返って
「結果的に5-1と大差になったが、監督もおっしゃっていたと思うが、後半はよくなかったので、浮かれることなく、まだ先は長いのでしっかり準備して次につなげたい」

―久しぶりの慶大での試合だったが
「正直ちょっと不安はあったが、結果的に勝つことができたのでよかった」

―今日は攻守の切り替えも素早く、セカンドボールも拾えていたが
「そこを頑張らないと出させてもらっている意味がないので、出来ていたかどうかわからないが、そこは意識してやった」

―先制点について
「嬉しかったですね。結構長い距離を走って決めたので、ああいう距離を走ってゴール前に顔を出せるような選手になりたいので、そういう意味でもよかった」

―その後アシストも決めたが
「相手も足が止まっていて、後はどう崩すかだけだったので、深澤さんがうまく決めてくれました」

―次戦にむけて
「相手はまだわからないが、どちらにしろ自分たちのサッカーをしっかりして、勝って上に行きたい」

(取材・文 慶應スポーツ新聞会)

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