ロシア・プレミアリーグは21日、2012-13シーズンの開幕節を迎えた。日本代表MF本田圭佑の所属するCSKAモスクワはホームでロストフと対戦し、1-0で勝利した。先発出場した本田はフル出場で勝利に貢献。無回転FKを連発するなど、得点こそ奪えなかったが、ゴールへの執念を見せた。

　欧州組の先陣を切って、本田のロシアでの3シーズン目が幕を開けた。ロシア・プレミアリーグは今季から秋春制へ移行。ロシアにとっては7月開幕という新たな歴史の幕開けとなった。

　立ち上がりからCSKAが攻めた。本田も前半14分の無回転FKを皮切りに、同18分には左足ボレー、同29分には再び無回転FKを枠内に飛ばしたが、いずれもGKの好セーブに遭い、ゴールネットを揺らすことができない。前半はシュート数11-2とCSKAが圧倒してゲームを進めたが、0-0でハーフタイムを迎えた。

　すると後半10分、左サイドからのクロスボールを、今季から背番号を「8」から「88」に変えたFWドゥンビアが押し込んでCSKAが先制した。その後も追加点こそ奪うことは出来なかったが、危なげなくゲームを進めたCSKAが開幕戦を白星で飾った。

　前年シーズンCSKAは3位に終わった。そのため今季は欧州CLへの出場権はなく、ELに回ることとなる。夏の移籍期間は8月31日まで。ビッグクラブへ移籍を目指す本田だが、まずはロシアで結果を残すことが先決だ。

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