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長谷部がブログでボルフスブルク残留を宣言

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 ボルフスブルクの日本代表MF長谷部誠が1日、自身のブログを更新し、チームに残留することを明言した。「随所作主、立処皆真」と題したブログで「昨日(8月31日)で、ヨーロッパの移籍マーケットが締切になりました」とし、「今シーズンも、VFL WOLFSBURGの一員として戦います」と宣言している。

 タイトルの「随所作主、立処皆真」は「僕の尊敬する人生の先輩から贈っていただいた言葉」だそうで、「いつどこにいても、どんな立場でも何ものにも囚われず、常に主体性を持って一生懸命行動すれば、もうそこには真実がある」との意味だと説明。「どこにいても、どんな状況でもそこで頑張る事に意味があると。逆に言えば、どこでどんなに素晴らしい所にいてもそこにいる事に満足して頑張る事をしなければ、何も意味がないという事でもあります」と決意を語っている。

 長谷部は今季、チームからプレシーズンのキャンプメンバーから外されるなど、事実上の戦力外通告を受けた。8月20日からはトップチームの全体練習に合流したが、フェリックス・マガト監督が「移籍の可能性がある選手のままだ。他のクラブと合意すれば(移籍は)実現するだろう」と語り、今季の公式戦2試合もベンチ外となるなど厳しい立場に立たされていた。

 長谷部自身、近年はSBで起用されることが多く、本職であるボランチでのプレー機会を求め、移籍先を模索していたが、ひとまず今夏の移籍は封印。ボルフスブルクで勝負することになった。

「この約2ヶ月は沢山の事を考え悩みもしました。そんな中で、家族、友人、そして何より応援して下さる皆さんの存在の大きさを感じる事が出来ました」。そう語る長谷部は「沢山の方が僕に送ってくれた『長谷部選手がどのような道を選んでも、いつでも応援しています。』というメッセージは、僕の背中を支え押してくれました」と感謝の言葉をつづっている。

 今後は2日のブンデスリーガ第2節でDF酒井宏樹の所属するハノーファーと対戦。その後、日本に帰国し、6日のUAE戦(東北電ス)、11日のW杯アジア最終予選・イラク戦(埼玉)を控える日本代表に合流する。長谷部は「また皆さんに喜んでもらえるような試合が出来るように頑張ります!!」とブログを締めくくっている。


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