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宇佐美先発のホッフェンハイムが初勝利、酒井宏がブンデスデビュー

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 ブンデスリーガ第4節の3日目が23日に行われた。MF宇佐美貴史の所属するホッフェンハイムはホームで日本代表DF酒井宏樹の所属するハノーファーと対戦。オウンゴールで先制点を献上したものの、3-1の逆転勝利を収めた。開幕戦から3連敗中だったホッフェンハイムにとっては、今季初の勝ち点3獲得となった。前節・フライブルク戦(3-5)でブンデス初ゴールを含む1得点1アシストの活躍をみせた宇佐美は2戦連続の先発出場。一方、酒井宏は3戦連続でベンチ入りすると後半28分から途中出場し、右SHの位置で待望のブンデスリーガデビューを果たした。

 4-2-3-1の2列目左サイドに入った宇佐美が立ち上がりから果敢に仕掛けた。前半3分には宇佐美がPA内へ絶妙なスルーパス。しかしわずかに味方には合わず。GKに止められた。同18分には左サイドをドリブル突破。PA内へ切れ込んだがDFチェルンドロに阻まれた。その後は見せ場をつくることはできず。なかなかボールに触れない。

 すると前半26分にハノーファーがラッキーな形で先制。左サイドから仕掛けたDFラウシュのクロスに頭から飛び込んだDFデルピエールが痛恨のオウンゴール。ハノーファーが1-0とリードを奪った。しかし1分後にホッフェンハイムが追いつく。後方からのロングボールに左サイドへ抜け出したDFジョンソンがPA左へ切れ込むと右足シュート。個人技で持ち込み、1-1に追いついた。

 前半終了間際には再び宇佐美もボールに絡む。前半43分には左サイドからPA内へドリブルで切れ込むがシュートでは終われない。同45分には味方のスルーパスに合わせてPA内正面へ抜け出したがオフサイドだった。1-1で前半を折り返した。

 後半開始9分には、左サイドからPA内へドリブルで仕掛けようとした宇佐美が倒され、PAわずかに手前の絶好の位置でFKを獲得。MFルディが直接狙ったボールはGKの右手一本に弾かれた。2点目は奪えない。

 後半28分にハノーファーが2枚目の交代カードを切り、MFシュミデバッハに代わって酒井宏を投入した。今夏に柏から加入した酒井が待望のブンデスリーガデビュー。本職の右SBではなく、右SHの位置に入り、移籍後初出場を果たした。同36分にホッフェンハイムは最後の交代枠を使い、宇佐美に代えてFWホラントを投入する。

 すると直後の後半37分にホッフェンハイムが逆転弾。出場直後のホラントが左サイドを駆け上がり、ゴールライン際からクロスを入れる。ファーサイドでフリーのMFサリホビッチがヘディングシュートを決めた。2-1と勝ち越しに成功した。さらに終了間際の後半ロスタイム2分にはカウンターからMFウィリアムスが3点目。そのまま試合は終了し、ホッフェンハイムが3-1で今季初の勝利を収めた。


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