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今季初出場の長谷部が心境つづる、マガト前監督に感謝の言葉も

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 27日のデュッセルドルフ戦で今季初出場を果たしたボルフスブルクのMF長谷部誠が28日、自身の公式ブログを更新し、「僕自身なかなか難しい時期が続いていましたが、これでまずは第一歩踏み出せたかなと思います」と心境をつづっている。

 今季はマガト前監督の構想外となり、ここまでカップ戦も含めた公式戦全9試合でベンチ外だった。それでもデュッセルドルフ戦では、解任されたマガト前監督の後を継いで指揮を執ったギュンター・コストナー暫定監督の下、右サイドハーフで待望の今季初先発。フル出場で1アシストも記録し、4-1の勝利に貢献した。

 試合後のインタビューで「久しぶりの出場で感慨深いものがあるんじゃないですか?」と聞かれた長谷部は「今までブンデスリーガ百何十試合出てきたうちの一試合に過ぎません」と答えたというが、ブログでは「正直に言えば本当はそんな事はなく、この数ヶ月を思い返せば特別なものであったのは間違いありません」と率直な思いを明かしている。

 さらに家族や友人、日本代表スタッフ、そしてファン・サポーターに感謝の言葉を述べ、「僕が根を強く張ろうとしていた時、そこに水を与え続けてくれたのは皆さんでした。水が無ければ、僕の根は伸びません。皆さんにはいつも助けられてばかりです。本当にありがとうございます」と続け、「まだ一試合終わっただけ、引き続き頑張っていきます!!」と決意を新たにした。

 退任したマガト前監督についても「マガトさんとは約3年間共に戦わせていただき、本当に色々ありましたが彼には感謝しています」と言及。「良き事もそうでない事も沢山経験させていただき、僕をサッカー選手としてだけでなく1人の人間としても成長させてくれました。一番はやはり忍耐力がついた事ですかね(笑)」と冗談めかしながらも、今季は不遇をかこったにもかかわらず「ただ何を言っても、約五年前に日本代表選手でなかった当時の僕をドイツに連れて来てくれたのはマガトさんですから。感謝ですね。これからのマガトさんの活躍を僕も願っています」と、“恩師”へ感謝の言葉もつづっていた。


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