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ユナイテッドが夏のルーニー売却を準備か

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 マンチェスター・ユナイテッドは今夏、FWウェイン・ルーニーを放出するかもしれない。Starsportが報じている。アレックス・ファーガソン監督は、過去に喫煙、飲酒する姿を写真に撮られたことや、ルーニーについての報道合戦について、嫌気がさしているようだ。そのため、高額な移籍金が入るうちに、彼を放出しようと考えているという。

 27歳のストライカーは、最高のパフォーマンスを引き出すための努力をしていないと感じているようだ。UEFAチャンピオンズリーグのレアル・マドリー戦でも、ルーニーはベンチでキックオフを迎えることになった。

 ユナイテッドとルーニーの間には、週給3000万円の契約が2年残っている。それでも、クラブは30億円程度のオファーが届けば、ルーニーを放出する準備があるようだ。かつて下部組織出身のMFデビッド・ベッカムも売却している指揮官は、手遅れにならないうちに放出するべきだということも理解している。

 2010年にルーニーは、ライバルクラブのマンチェスター・シティへの移籍を画策した。しかし、合意目前で「クラブの野心が自分の野心と合わない」と語り、最終的にはユナイテッドとの契約を延長している。だが、この一連の出来事は、ファーギー(ファーガソン監督)の中に苦い思いを残したようだ。

 今後、ユナイテッドは新たな長期契約は提示しないようだ。クラブ関係者は「首脳陣と彼の間に問題があることは、もはや秘密ではない」と明かしている。さらに「公に複数の人々は、レアル・マドリー戦でスタメンから外れたにも関わらず、『何も変わらない』と言うだろう。でも、内部ではすでにウェインが最重要ではなく、スタメンが保証されているわけでもない。彼の価値は、1年ごとに落ちてきており、夏が彼を売るタイミングになるだろう」と、続けている。

 獲得に興味を示すと見られているのは、パリ・サンジェルマン(フランス)、インテル(イタリア)、ミラン(イタリア)、バイエルン(ドイツ)、そして、マンチェスター・シティだ。ルーニーを放出した場合は、その資金を元にレアル・マドリーに移籍したFWクリスティアーノ・ロナウドを電撃復帰させる計画もあるようだ。夏には大型移籍が実現するのだろうか。


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