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吉田フル出場も…9人のサウサンプトンはWBAに完敗で7戦ぶり黒星

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[4.27 プレミア・リーグ第35節 サウサンプトン 0-3 WBA]

 プレミア・リーグは27日に第35節を行い、日本代表DF吉田麻也の所属するサウサンプトンは、ホームでWBAと戦った。開始早々に先制されたサウサンプトンは、後半にも2失点を喫し、0-3で敗れている。吉田はCBで先発し、フル出場を果たしている。

 前半6分にWBAはFWロメル・ルカクが最終ラインの裏を取り、シュートを打つ。左足から放たれたシュートはGKアルトゥル・ボルツの好セーブに阻まれた。しかし、これで得たCKからゴール前のこぼれ球をFWマルク=アントワヌ・フォルトゥヌが強引に押し込み、アウェーのWBAが先制した。その後もWBAの攻勢で試合は進み、ルカクには2度の決定機が訪れたが、シュートを決めることはできず。前半は1-0で折り返した。

 後半に入り、サウサンプトンはMFガストン・ラミレスを起用。前線にボールを運ぶ回数の増えたサウサンプトンは、後半11分にDFナサニエル・クラインがインナーラップし、PA内でシュートを放ったがボールはクロスバーを叩き、左サイドに流れて行った。

 後半22分にはフォルトゥヌからのパスを受けたルカクが、最終ラインの背後に走り込み、GKボルツを抜いて無人のゴールにボールを流し込んだ。

 その4分後には両チームにアクシデントが起きる。ドリブルを仕掛けたガストン・ラミレスが背後からプレッシャーを受けると、相手選手に肘打ちをする。この行為に怒ったWBAのフォルトゥヌが、ガストン・ラミレスに平手打ちを見舞う。これでガストン・ラミレス、フォルトゥヌがそろって一発退場となった。

 前線のターゲットがルカクだけになったが、WBAはルカクを止められない。後半33分にはロングボールを吉田が競り負け、ボールを持ったルカクに前を向かれてしまう。そこからスルーパスを出されると、スペースに走り込んだMFシェーン・ロングがGKボルツの股下を抜くシュートを決めて、勝利を決定的なものにした。

 後半37分にはDFダニエル・フォックスが両足の裏を見せる危険なタックルを相手に見舞って一発退場。数的不利となったサウサンプトンは、最後までゴールが遠かった。結局、0-3で敗れ、リーグ戦7試合ぶりの黒星を喫している。WBAは5試合ぶりの勝利となった。

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