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揺れるレアル、今季最多6発大勝 バルサの優勝は週末に持ち越し

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[5.8 リーガ・エスパニョーラ第36節 R・マドリー6-2マラガ]

 リーガ・エスパニョーラは8日、第36節を行い、2位レアル・マドリーはホームでマラガと対戦し、6-2で大勝した。17日に行われるコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝の関係で前倒しで行われた一戦。レアルが引き分け以下に終わればバルセロナの優勝が決まるところだったが、今季最多となる6ゴールを挙げ、6連勝を飾った。

 GKイケル・カシージャスをめぐりDFペペジョゼ・モウリーニョ監督の“舌戦”に発展するなどピッチ外をにぎわすレアルが、怒涛のゴールラッシュを見せた。ペペがベンチ外となり、この日もゴールを守ったのはカシージャスではなく、GKディエゴ・ロペス。しかし前半3分、MFルカ・モドリッチの左CKにCBで先発したDFラウール・アルビオルが頭で合わせ、いきなりの先制点を奪った。

 前半15分にCKから追いつかれたレアルだが、同21分、MFメスト・エジルのスルーパスに反応したFWクリスティアーノ・ロナウドがPA内でDFセルヒオ・サンチェスに倒され、PKを獲得。セルヒオ・サンチェスは決定的な得点機会の阻止で一発退場となった。ところが、C・ロナウドがゴール中央を狙ったPKはGKカバジェロが左足でセーブした。

 それでも前半26分、マラガはDFからのバックパスをGKカバジェロが手で処理してしまい、PA内で間接FKを与えてしまう。MFシャビ・アロンソが軽く横に流したボールをC・ロナウドが豪快に右足で蹴り込み、レアルが2-1と勝ち越しに成功した。同33分にはカウンターからC・ロナウドのスルーパスに抜け出したエジルが追加点。同36分に1点を返されたが、前半ロスタイムに再びC・ロナウドのラストパスからFWカリム・ベンゼマが押し込み、4-2と突き放した。

 後半19分にモドリッチ、ロスタイムにMFアンヘル・ディ・マリアがミドルシュートを叩き込み、終わってみれば6-2。今季最多となる1試合6ゴールを量産し、今季最多タイの6連勝で13戦負けなし(12勝1分)となった。勝ち点を80に伸ばし、バルセロナのこの日の優勝決定は阻止したレアルだが、11日のエスパニョール戦で引き分け以下に終われば、その時点でバルサの優勝が決定。たとえ勝っても、バルセロナが12日のA・マドリー戦に勝てば、やはりバルセロナが自力で優勝を決めることになる。


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