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ポルトガル連盟会長:「バロンドール選出過程は不透明」

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投票不足を理由に期限延長

 ポルトガルサッカー連盟のフェルナンド・ゴメス会長は、FIFAバロンドールの選出過程が不透明だとして批判している。

 2013年FIFAバロンドールは、FIFA加盟各協会の代表監督・キャプテンから十分な票が集まらなかったとして、当初今月15日に締め切られていた投票期限が29日まで延長された。一連の混乱についてF・ゴメス会長がポルトガル『RTP』に述べた言葉を、スペインなどのメディアが伝えた。

「投票の過程には透明性がない。票が少ないからという理由で投票期限が延長されたのは、最初からゆがんだものとなっている過程に対して人々が信頼を失い始めている証拠だ。過程を信じられなくなれば、参加を避けるようになるものだ」

 投票期限の延長は、受賞者を選出するにあたってポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの有利に働く可能性が高いと見られている。当初の投票期限以降に行われたワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフで、C・ロナウドはポルトガル代表をW杯本大会に導く大活躍を見せた。

 F・ゴメス会長はまた、ポルトガル代表がC・ロナウドに過度に依存しているのではないかとの見方に対し、次のようにコメントしている。

「彼のような選手を頼りにできるのは幸運なことだ。マンチェスター・ユナイテッドは彼に依存していなかっただろうか? レアル・マドリーは彼に依存していないだろうか? 世界最高の選手に依存するのは普通のことだ」


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