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ドローのCSKA監督、本田にも不満 一方で「悪く言うべきではない」との声も

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苦手のロストフ戦でドロー

 CSKAモスクワは2日、ロシア・プレミアリーグ第18節でロストフと対戦し、敵地で0-0と引き分けた。レオニド・スルツキ監督は、フル出場したMF本田圭佑を含む攻撃陣のプレーに不満を表している。一方で、本田を批判すべきではないとの声もあるようだ。

 リーグ戦で4連勝と好調だったCSKAだが、10月18日のゼニト・サンクトペテルブルク戦以来となる久々の無得点でスコアレスドローのまま試合終了の笛を迎えた。CSKAは敵地でのロストフ戦を苦手としており、2006年を最後に勝利から遠ざかっている。

 CSKAは18試合を終えて勝ち点34の4位。今節で首位に浮上したロコモティフ・モスクワを勝ち点5差、2位転落のゼニトを同3差で追っている

 スルツキ監督は試合後、チャンピオンズリーグのバイエルン・ミュンヘン戦の疲労から、普段よりも高い位置でプレーできなかったと分析。その上で、前線について次のようにも話した。

「攻撃陣は全員、良いプレーじゃなかった。本田は攻撃をけん引すると思ったが、ほかの試合でもっと彼が良かったことは明らかだね。ただ、彼だけじゃない。全員に言えることだ」

 ロシア『スポーツ・エクスプレス』は、「(セイドゥ・)ドゥンビアがおらず、本田がイタリアに向けて荷物をまとめていることで、CSKAはひどい試合をした」と報道。本田に5.5点をつけている。

 一方で、かつてCSKAでプレーした元ロシア代表のイゴール・ヤノフスキ氏は、本田を擁護。去就問題でモチベーションを失っているとの見方を否定した。

「彼がミランのことだけを考えていたのなら、ケガをしていると言うこともできたはずだ。ファンは本田のことを悪く言うべきではない。彼はベストを尽くしているからだ。これから彼はいなくなる。CSKAは彼の代わりとなれるような選手を見つけなければいけない。だが、これほどの選手をどこで見つけられるんだ?」
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