ニュルンベルクのスペイン合宿中の14日に行われたステアウア・ブカレスト(ルーマニア)との練習試合で右膝を負傷した日本代表MF長谷部誠について、日本サッカー協会の原博実技術委員長は「ケガをしたという情報は入っている」としたうえで、「細かいことは分かっていないが、現状ではW杯に間に合わないとは聞いていない。第一報としてはそういう状況」とコメントした。

　練習試合で負傷した長谷部は15日にスペイン南部のマルベリャの病院で精密検査を受け、合宿先からニュルンベルクに移動。クラブによると、手術が必要かどうかはまだ分からないという。

　また、原委員長は15日のコッパ・イタリア5回戦のスペツィア(セリエB)戦でミラン移籍後初先発を果たし、後半2分に移籍後初ゴールを決めた本田圭佑についても言及。「(ゴールシーンは)ハイライトで見た。カップ戦で、監督も代わった中で存在感を見せてくれたし、点も入って、良い流れだ。週末にはリーグ戦がある。ビッグクラブでのプレーで、クラブに慣れて、コンディションを整え、コミュニケーションを取れるようにやってもらいたい」とエールを送った。

(取材・文　矢内由美子)