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[キャピタル・ワン杯]PK戦4人失敗のユナイテッドは敗退。サンダーランドがシティとの決勝へ

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[キャピタル・ワン杯 準決勝第2戦 マンチェスター・U 2-1(PK1-2) サンダーランド]

 キャピタル・ワン杯は22日に準決勝第2レグを行い、日本代表MF香川真司の所属するマンチェスター・ユナイテッドは、ホームでサンダーランドと対戦した。第1戦を1-2で落としていたユナイテッドは、前半37分にDFジョニー・エバンスが得点を挙げる。2試合合計2-2となり、試合は延長にもつれると、延長後半14分にサンダーランドが勝ち越しゴールを記録。このまま試合終了かと思われたが、ユナイテッドもFWハビエル・エルナンデスがゴールを決めて、2試合合計3-3のまま、PK戦で決着をつけることになった。PK戦をサンダーランドが2-1で制し、決勝進出を決めた。香川は先発し、後半16分にベンチに退いていた。

 前半からセットプレーでチャンスをつくり出したユナイテッド。前半6分にはMFアドナン・ヤヌザイのFKからエルナンデスがヘッドでゴールを狙ったが、得点を挙げられない。一方、第1戦のアドバンテージのあるサンダーランドも、速攻からチャンスを作り出す。19分にはロングボールからFWファビオ・ボリーニがシュートを放ったが、クロスバーを越えて行った。

 前半36分には香川のクロスからMFダレン・フレッチャーがシュートを放つが、左ポストに嫌われる。こぼれ球にFWダニー・ウェルベックが詰めたが、シュートはDFに当たって得点はできない。それでも同37分にはCKから、DFジョニー・エバンスがヘッドでゴールを決めて、ホームのユナイテッドが1-0とリードする。

 後半に入っても優勢のユナイテッドだったが、デイビッド・モイーズ監督は後半16分に香川をベンチに下げて、MFアントニオ・バレンシアを起用する。この交代以降、ユナイテッドはボールポゼッションが下がり、攻撃も単発となる。このまま1-0で90分を終えると、アウェーゴールは延長戦後に適応されるというレギュレーションのため、試合は延長戦に突入する。

 延長戦に入ってもユナイテッドはチャンスをつくるが、積極的にゴールを狙うMFアドナン・ヤヌザイのシュートがGKに阻まれるなど、得点を挙げられない。迎えた延長後半14分、サンダーランドはDFフィル・バーズリーがPA外からシュートを放つ。これをユナイテッドGKダビド・デ・ヘアがキャッチミスし、土壇場でサンダーランドが2試合合計3-2と勝ち越した。

 しかし、試合はまだ終わらない。延長後半ロスタイム、ユナイテッドは左サイドを突破したヤヌザイからの折り返しを、エルナンデスが左足でゴールに突き刺す。これで2戦合計3-3となり、PK戦で決着をつけることになった。起死回生の同点ゴールを決勝進出につなげたいユナイテッドだったが、ウェルベック、ジョーンズ、ヤヌザイ、DFラファエル・ダ・シウバの4人が失敗。2人が決めたサンダーランドに敗れ、決勝進出を逃している。

 勝利したサンダーランドは、3月2日にウェンブリー・スタジアムで行われる決勝で、マンチェスター・シティと対戦する。

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