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[コパ・デル・レイ]ラシンの凋落止まらない…給与未払い抗議、開始40秒で没収試合に

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 コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)は30日、準々決勝第2戦の1試合が行われ、ラシン・サンタンデル(3部)とレアル・ソシエダが対戦した。しかし給与不払いに抗議したラシンの選手たちが、キックオフされてもプレーせず、開始わずか40秒で没収試合となった。試合は3-0でソシエダ勝利という結果になり、2戦合計6-1で準決勝に進出する見込みだ。準決勝ではバルセロナと対戦する。

 ラシンの凋落は2011年1月にインド人実業家のアリ・サイド氏に買収されたことから始まった。当初は救世主として期待されたが、補強はおろか、給与の支払いも行われず、そのまま姿をくらましたのだ。

 その後、クラブは倒産法の適用を申請するなど、凋落の一途をたどり、今季は3部リーグを戦っている。しかしクラブ経営に改善の気配は見られず、ここ4か月は給与の不払いが続いている。選手たちは30日の国王杯出場の条件として会長の辞任を求めていたが、それも叶わず、今回の事態に発展した。地元メディアによると、ラシンには来年の国王杯出場資格はく奪のほかに罰金が科せられることになるのだという。

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