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[特別インタビュー後編]ミランFWバロテッリ「イタリアの最善を願っている」

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 ミランのエースであるFWマリオ・バロテッリは、同時にイタリア代表の期待も一身に集める存在だ。自身にとって初となるW杯を半年後に控え、その視線はすでに4年に一度の祭典を見据えている。PUMAの新スパイク「evoPOWER」を着用し、バロテッリはブラジルでも大暴れすることだろう。良い状態で大会に臨むことができれば結果を残せると信じる怪童は、新スパイクとの相性の良さにも手ごたえを感じているようだ。

――夏にはキミにとって、初めてとなるW杯が控えているが?
「良い準備をして臨むことだ。イタリア代表に集中して、できるだけ上まで進めればいい」

――昨年のコンフェデ杯ではスペイン戦でプレーできなかった。そこで得た教訓とは?
「ブラジルには、良い状態で行きたい。イタリアの最善を願っている。W杯に集中したい」

―――ロイスやセスクと話していたが、W杯決勝ではどちらと対戦したい?
「そこに自分がいるだけでいい」

―――ミランでは、ロビーニョとカカとプレーしている。彼らともW杯について話しをする?
「2人ともW杯に行くに値する選手だ。ときどき、FKやPKの対戦で、イタリア対ブラジルをやることもある。どちらが勝つかって? オレだよ(笑)」

――ブラジル代表のネイマールは負傷のため、3週間離脱になった。
「知らなかった。残念だ。早く治ってほしい。そうなったらメッセージを伝えるよ」

――イタリアのFWジュゼッペ・ロッシも負傷した。彼とは話をした?
「早く戻ってきてほしいと伝えた。以前より強くなって戻って来いと。オレたちはヤツを必要としている。冗談で『おまえがW杯に間に合わなかったらオレも行かない』とも言ったよ(笑)」

―――もしサッカー選手じゃなかったら何をしていた?
「普通の人生を送っていただろう。学校に行って、大学にも行っていたかもしれない。おそらく普通の人生を歩んでいたはずだ」

――今年のバロンドールはFWクリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリー)が受賞したが?
「C・ロナウドが勝って嬉しいよ。ヤツがどれだけ努力しているかオレは知っている。とても真面目な、真のプロフェッショナルであり、バロンドールに値する選手だ。スポーツ選手として、ほぼ完成している素晴らしいアスリートだ。以前にもバロンドールを獲っておかしくなかったと思っている。今回勝ってくれてよかったよ」

――キミにとってスパイクは大事なもの?
「もちろんスパイクは大事だ。サッカーはスパイクを履いてやるもの。このスパイクは好きだし、プーマが好きだ」

――スパイクのデザインについては?
「デザインも好きだよ。だが、何より履きやすい。1か月前までは別のスパイクを履いていた。まだプーマを履いて2試合しかプレーしていないが、その中で1点取った。ワールドカップでも、ぜひ、『evoPOWER』を履いてプレーしたいね」

(取材・文 河合拓)
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