指揮官からは賛辞

　インテルDFワルテル・サムエルが9日のサッスオーロ戦後、去就について「今季がラストイヤーになるかもしれない」と発言している。

　サッスオーロ戦で貴重な決勝点を挙げ、チームに1-0の勝利をもたらしたサムエル。試合後、イタリア『スカイ・スポーツ』で、同選手は次のように話している。

「今日の僕らは勝利にふさわしかったと思う。ゴール前で不運だったんだ。大事なのはゴールを決めたということ。脚がつってしまい、交代したのは残念だった。今日は勝たなければいけなかった。そして、次も勝ち点3を目指してフィレンツェに行く。1試合ずつ考えていかなければいけない。周囲が勘違いしてしまうからね。現実的になる必要がある」

　サムエルは今季でインテルとの契約が満了する。今後について、同選手は次のように述べた。

「僕はここで満足している。今季がここでのラストイヤーになるかもしれない。でも、それは大事なことじゃないんだ。ここにいる限り、僕は全力を尽くすし、さらに満足したいと思っている。フィオレンティーナ移籍?　噂されているみたいだけど、何もないよ」

　ワルテル・マッツァーリ監督も試合後にサムエルに賛辞を送っている。

「サムエルは素晴らしい選手だ。桁外れの選手というのがいるが、攻撃だけじゃなく守備にもそういう選手がいるんだよ。年齢の問題もあるが、調子が良ければ、彼らのパーソナリティーや格というものが分かるだろう。チームの多くの選手が彼から学ぶべきことがある。彼のパーソナリティーをね。今年の我々はそれを欠くことが多かった」

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