セリエA、サネッティ、ミリート、監督人事…インテル会長が語る
好きな選手はメッシ
インテルのエリック・トヒル会長が、アヤックスのフランク・デ・ブール監督を気に入っていると話した。ただし、個人的な好みであり、ワルテル・マッツァーリ監督を信頼しているとも強調している。
今シーズン途中にインテルのオーナーとなり、会長に就任したトヒル氏。イタリア『メディアセット』のインタビューで、同会長はセリエAにとって、ヨーロッパのほかの主要リーグとの競争力を取り戻すことが大切だと話している。
「セリエAにとって、ほかのリーグとどう争うかを理解することが非常に重要だと思う。かつてはセリエAとプレミアリーグを比べると、セリエAが上回っていた。だが、例えば私のようにアジアを見てみると、セリエAを見ている人は多くない。彼らはよりプレミアリーグやリーガエスパニョーラ、ブンデスリーガを見ているんだ」
キャプテンを務めるMFハビエル・サネッティの今後の役割については、次のように述べるにとどまった。
「彼については話し合うことができると思う。今のインテルにおいて、チャンスはたくさんある。我々にはグローバルな戦略があるんだ。その中の一つの役割を担うこともできるはずだ。ただもちろん、今はまだそのことを話すには早すぎる。私はまだ彼と会っていないからね」
今季で契約が満了となるFWディエゴ・ミリートは、今後もインテルに残る可能性があるだろうか。
「彼は素晴らしいストライカーだ。今は負傷から戻ったところで、難しい時期を過ごしている。再び良いプレーができるように、時間を与える必要がある。良いプレーをしろと追いつめることはできないんだ。それはフェアじゃないと思う」
「同時に、我々には(ロドリゴ・)パラシオや(マウロ・)イカルディ、(ルベン・)ボッタといった選手たちがおり、彼らにもチャンスを与える必要がある。だからこそ、来季は年齢やポジションのバランスが重要となる」
1月のMFフレディ・グアリンの移籍騒動や、MFエルナネスの獲得については、次のように述べた。
「基本的に、私はマネジメントを本当に信じている。グアリンと(ミルコ・)ヴチニッチのトレードは、検討を重ねて、金銭的にインテルの利益にならないと理解した。今はグアリンとエルナネスが一緒になって、我々にはベストの中盤がある」
「エルナネスは私が選んだか? いや、インテルに関する決定はすべて全体で決めているんだ。トヒルがエルナネスを買ったというのは事実じゃない。インテルが買ったんだ」
ワルテル・マッツァーリ監督との関係について、長期的な計画を考えているかと聞かれると、トヒル会長はこのように答えている。
「本当に監督を信頼している。だが、まずは今季を終わらせて、今後3シーズンを計画しよう。フロントには、チームのための計画を立てるために、今後2か月で監督と一緒に考えるように伝えている。同じビジョンであることを願おう」
「幸いにも、今は同じビジョンがある。だが、今後3年に関してもビジョンが同じであることが必要だ。それまでは何もコメントできない。だが、彼はイタリア最高の監督の一人だ。我々は彼を信頼している。彼を支えたい」
その上で、アヤックスを率いるデ・ブール監督を気に入っているのは事実かと問われると、トヒル会長は次のように答えた。
「それは否定できない。だがそれは、デ・ブールをインテルに連れてくるということではない。それは個人的なことだ。今季も勝てば、彼はリヌス・ミケルスやルイス・ファン・ハールの記録も破るんじゃなかったかな。そしてチームの平均年齢は23、24歳だ。とても若い。(クリスティアン・)エリクセンや(ヤン・)フェルトンゲンといった主力を失っても、アヤックスは勝っている」
「だから、私は彼が優れた監督だと思っている。だが、インテルを率いることができるかどうかは分からないよ。我々は、マッツァーリ監督にクオリティーがあると信じている。だから、今はマッツァーリ監督を信じ、彼を支えることが重要だ。デ・ブールをインテルに連れてくることを考えたことはない。ただ、ファンとして、良い監督だと言うことはできる」
将来的にビッグネームを獲得する可能性があるかと聞かれると、同会長はこのように述べた。
「スーパースターを加える必要があるかと言われれば、イエスだ。だが、バランスを保って勝者のチームをつくることが大事だと思う。1人のスーパースターだけでは勝てない。インテルはバランスのある強いチームをつくらなければならないと確信しているよ。好きな選手? (リオネル・)メッシさ」
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インテルのエリック・トヒル会長が、アヤックスのフランク・デ・ブール監督を気に入っていると話した。ただし、個人的な好みであり、ワルテル・マッツァーリ監督を信頼しているとも強調している。
今シーズン途中にインテルのオーナーとなり、会長に就任したトヒル氏。イタリア『メディアセット』のインタビューで、同会長はセリエAにとって、ヨーロッパのほかの主要リーグとの競争力を取り戻すことが大切だと話している。
「セリエAにとって、ほかのリーグとどう争うかを理解することが非常に重要だと思う。かつてはセリエAとプレミアリーグを比べると、セリエAが上回っていた。だが、例えば私のようにアジアを見てみると、セリエAを見ている人は多くない。彼らはよりプレミアリーグやリーガエスパニョーラ、ブンデスリーガを見ているんだ」
キャプテンを務めるMFハビエル・サネッティの今後の役割については、次のように述べるにとどまった。
「彼については話し合うことができると思う。今のインテルにおいて、チャンスはたくさんある。我々にはグローバルな戦略があるんだ。その中の一つの役割を担うこともできるはずだ。ただもちろん、今はまだそのことを話すには早すぎる。私はまだ彼と会っていないからね」
今季で契約が満了となるFWディエゴ・ミリートは、今後もインテルに残る可能性があるだろうか。
「彼は素晴らしいストライカーだ。今は負傷から戻ったところで、難しい時期を過ごしている。再び良いプレーができるように、時間を与える必要がある。良いプレーをしろと追いつめることはできないんだ。それはフェアじゃないと思う」
「同時に、我々には(ロドリゴ・)パラシオや(マウロ・)イカルディ、(ルベン・)ボッタといった選手たちがおり、彼らにもチャンスを与える必要がある。だからこそ、来季は年齢やポジションのバランスが重要となる」
1月のMFフレディ・グアリンの移籍騒動や、MFエルナネスの獲得については、次のように述べた。
「基本的に、私はマネジメントを本当に信じている。グアリンと(ミルコ・)ヴチニッチのトレードは、検討を重ねて、金銭的にインテルの利益にならないと理解した。今はグアリンとエルナネスが一緒になって、我々にはベストの中盤がある」
「エルナネスは私が選んだか? いや、インテルに関する決定はすべて全体で決めているんだ。トヒルがエルナネスを買ったというのは事実じゃない。インテルが買ったんだ」
ワルテル・マッツァーリ監督との関係について、長期的な計画を考えているかと聞かれると、トヒル会長はこのように答えている。
「本当に監督を信頼している。だが、まずは今季を終わらせて、今後3シーズンを計画しよう。フロントには、チームのための計画を立てるために、今後2か月で監督と一緒に考えるように伝えている。同じビジョンであることを願おう」
「幸いにも、今は同じビジョンがある。だが、今後3年に関してもビジョンが同じであることが必要だ。それまでは何もコメントできない。だが、彼はイタリア最高の監督の一人だ。我々は彼を信頼している。彼を支えたい」
その上で、アヤックスを率いるデ・ブール監督を気に入っているのは事実かと問われると、トヒル会長は次のように答えた。
「それは否定できない。だがそれは、デ・ブールをインテルに連れてくるということではない。それは個人的なことだ。今季も勝てば、彼はリヌス・ミケルスやルイス・ファン・ハールの記録も破るんじゃなかったかな。そしてチームの平均年齢は23、24歳だ。とても若い。(クリスティアン・)エリクセンや(ヤン・)フェルトンゲンといった主力を失っても、アヤックスは勝っている」
「だから、私は彼が優れた監督だと思っている。だが、インテルを率いることができるかどうかは分からないよ。我々は、マッツァーリ監督にクオリティーがあると信じている。だから、今はマッツァーリ監督を信じ、彼を支えることが重要だ。デ・ブールをインテルに連れてくることを考えたことはない。ただ、ファンとして、良い監督だと言うことはできる」
将来的にビッグネームを獲得する可能性があるかと聞かれると、同会長はこのように述べた。
「スーパースターを加える必要があるかと言われれば、イエスだ。だが、バランスを保って勝者のチームをつくることが大事だと思う。1人のスーパースターだけでは勝てない。インテルはバランスのある強いチームをつくらなければならないと確信しているよ。好きな選手? (リオネル・)メッシさ」
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