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キャンベル氏:「白人なら代表キャプテンになれていた」

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現役時代の不満を暴露

 元イングランド代表DFのソル・キャンベル氏は、黒人であることが理由で代表キャプテンになれなかったと主張して物議を醸している。

 トッテナムやアーセナルなどで活躍したキャンベル氏は1996年にイングランド代表にデビューし、2007年までプレーして73キャップを記録。その中でキャプテンマークを巻いてプレーしたのはわずか3回だった。

 イギリス『サンデー・タイムズ』が掲載した自伝の抜粋の中で、キャンベル氏は次のように述べている。

「私が白人だったとしたら、10年以上イングランド代表のキャプテンを務めることができていたと思う。それだけのシンプルなことだ。FA(イングランドサッカー協会)は、私が白人であってくれればと願っていたと思う。ずっとディフェンスの中心でプレーしていたし、クラブではキャプテンを務めていたこともあった」

「今後も変わることはないと思う。彼ら(FA)は変わることを望んでいないし、おそらくファンの大部分も望んでいないからだ。U-18代表やU-21代表では黒人や混血のキャプテンがいても構わないが、フル代表では許されないんだ」

 キャンベル氏は特に、何度か代表キャプテンとしてプレーしたマイケル・オーウェン氏の名前を挙げ、選考への不満を訴えている。

「キャップ数を重ねるたびに、キャプテンになることからは遠ざけられていると感じていた。FAは私が発言力を持つことを望まなかったんだ。良いプレーをして、ピッチの中でも外でも正しい振る舞いをしていたが、認められることはほとんどなかった」

「私はFAが考えるキャプテンのイメージに合っていなかった。オーウェンは素晴らしいFWだったが、キャプテンには程遠かったよ。何度も自分に問いかけたが、たどりつく答えはいつも同じだった。私の肌の色だ」
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