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独紙評価:岡崎にまずまずの採点

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バイエルン相手に健闘

 22日のブンデスリーガ第26節、マインツバイエルンは、ホームのマインツが0-2の敗戦を喫する結果に終わった。マインツFW岡崎慎司はフル出場したものの、優勝が秒読みとなっている相手からゴールを奪うことはできなかった。

 第14節のドルトムント戦以降11試合でわずか1敗のマインツは、首位バイエルンとの対決でも好調を維持したいところ。強豪相手にも序盤から高い位置でプレスをかけ、バイエルン特有のポゼッションサッカーを抑えたが、終盤にはMFバスティアン・シュバインシュタイガーとマリオ・ゲッツェによる2ゴールを許して黒星となった。

 岡崎はマインツの1トップとして先発出場。シュートはゼロに終わったが、最前線でのプレッシングでその守備的能力を発揮した。ブンデスリーガ公式サイトのデータによれば、時速17km以上の走りが両チーム最多の83回と、豊富な運動量を見せている。

 ドイツ『ビルト』は岡崎のプレーに対し、チーム平均点の3.15を上回る3をつけた。同紙はGKロリス・カリウスにチーム単独最高点の2を与え、DFシュテファン・ベル、MFク・ジャチョル、途中出場のDFベネディクト・ザラーに4をつけている。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

 『キッカー』では岡崎のパフォーマンスに対する採点は3.5とチーム平均点3.3を下回った。また、同メディアはGKカリウスにチーム単独最高点の2を与えた上で、第26節ベストチームにも選出している。一方で、ザラーは単独最低点の4.5となった。

 地元メディア『アルゲマイネ・ツァイトゥング』(チーム平均点2.81)では、岡崎に3.5の採点がつけられている。GKカリウスとDFニコルツェ・ノベスキに最高タイの1.5を与えた同メディアは、岡崎のプレーについて次のような寸評を記している。

「日本人選手は常にオフサイドラインぎりぎりのところを狙っていたが、残念ながらその裏に位置していたことが多かった。彼の尋常でない運動量により相手のミスを招くことが期待されたが、そのような効果はなかった。また、バイエルンGKマヌエル・ノイアーがプレーをうまく読み、何度か素早い日本人選手より早くボールに寄せている」

 勝ち点41のマインツは7位に後退。次節はアウェーで最下位ブラウンシュバイクと対戦する。


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