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初陣勝利のマンU・ギグス暫定監督「今日は力が出せた」

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[4.26 プレミアリーグ第36節 マンチェスター・U4-0ノリッジ]

 26日に行われたプレミアリーグ第36節で、マンチェスター・ユナイテッドはノリッジ・シティに4-0と圧勝した。デイビッド・モイーズ前監督に代わり、この試合からチームの指揮を執ったライアン・ギグス暫定監督は、「試合前は緊張したけれど、トンネルを潜った瞬間にファン、スタッフ、それに選手達から得られた反応は素晴らしいものだった。今週は簡単な週ではなかったのに声援をくれたファンに感謝したい。本当に誇らしく感じた」と、クラブの公式HPでコメントしている。

 1-0で前半を折り返すと、ハーフタイムには選手たちに攻撃的に戦うことを指示したという。「ゴールを決められそうだったし、チャンスも多く作っていたように見えた。ただ、前半はスローテンポだったので、選手達にはテンポを速くするよう伝えた。みんな、良い反応を示してくれた」と、自身の初采配を振り返った。

 初陣を飾ったギグスは、「誰もが素晴らしい選手だけれど、今シーズンはチーム全体が気落ちするようなプレーを見せてしまっていた。本来のレベルを発揮出来ていなかったが、今日は力が出せたと思う」とチームのパフォーマンスに満足しつつも、「昨日も言ったように、これを1試合だけのものにするわけにはいかない。長く続けないといけない。マンチェスター・ユナイテッドでプレーする限り、高いレベルでプレーし続ける必要がある。サンダーランド戦でもチームが求める基準を維持しないといけない」と、継続が重要だと話す。

 これまで選手たちと一緒にトレーニングをしてきたギグスだが、この試合では初めてスタメンを決めなければいけなかった。「昨晩は眠れなかった」と、暫定監督は吐露する。

「フアン・マタのような選手を先発から外すのは難しい決断だった。自分にとっては初めての経験だったのでね。自分は暫定監督であり、チームメイトでもある。だから、メンバー外にしないといけない選手がいるというのは、非常に難しいことだった。試合前に選手全員一人ひとりと直接、話をした。何人かは動揺していたけれど、それは自然な反応だと思う。それでも不満を見せる選手はいなかった。フアン(・マタ)のプレーを見ればわかるように、不平を言わず、30分で結果を残す真のプロフェッショナリズムが見られた」

 クラブからは、今季の残り4試合で指揮を執るように求められたと明かすギグスは、「1試合終わったので、残りは3試合。その点だけに意識を集中させている。自分にやれる限りのことをするつもりだし、それから先はどうなるか、その時になればわかる」と、与えられた仕事に邁進する。

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