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クリスタル・パレス戦後の絶望を振り返るL・スアレス

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「誰にも自分を見てほしくないと思った」

 リバプールFWルイス・スアレスは、5日に行われたプレミアリーグ第37節クリスタル・パレス戦で引き分けに終わり、絶望した様子でユニフォームをまくり上げて顔を覆った際の心境を振り返っている。

 プレミアリーグ優勝争いの終盤戦に入って優位に立っていたリヴァプールだが、パレス戦は敵地で3点をリードしながらも、連続失点で追いつかれて3-3のドロー。最終的にはマンチェスター・シティに優勝を奪われることになった。

 パレス戦を終えた後のL・スアレスの姿は、リーグ制覇の千載一遇のチャンスを逃したリヴァプールの悲しみを象徴する場面となった。そのときの気持ちを振り返るL・スアレスの言葉を、イギリス『ガーディアン』などが伝えている。

「心の中ですごく怒っていたよ。1週間前にはリーグ優勝が本格的に期待できていたけど、パレス戦の後はそれがなくなってしまったと分かっていた。チャンスを逃してしまったんだ」

「チャンスが失われてしまったという事実に不満と怒りを感じていた。すごく傷ついていて、不満だったから顔を覆った。誰にも自分を見てほしくないと思っていたよ」

 パレス戦の1週間前にはチェルシーに0-2で敗戦。この時点で1試合多く残していたシティに優位な立場を明け渡してしまう結果となった。

「鍵になった試合はチェルシー戦だと思う。僕らに少し足りなかったのは、運…ではなくて、正確にはあと少しの集中力だった。前半の最後に決められていなければ相手がゴールを決めるのは不可能だったはずだし、引き分けなら良い結果だった」

「あとほんの少しの集中力だったと思う。あのゴールを止めるか、決定機をつくり出して引き分けに持ち込めば、あとは自分たち次第になるはずだった。あの試合の後は自力ではどうにもならなくなってしまい、パレス戦も含めてすべてが変わってしまったんだ」

 いずれにしても2位でのフィニッシュは素晴らしい結果だと強調し、この経験を生かして来季のタイトルに再挑戦したいと意気込みを述べた。

「シーズンを始めた時点での目標は4位以内でのフィニッシュだった。チャンピオンズリーグに復帰し、2位で終えられたのは素晴らしい結果だよ。誰もここまでの順位は期待していなかったけど、スペクタクルなシーズンを過ごすことができた」

「でも、残り数週まで首位にいながらタイトルを逃してしまったことも確かだ。若い選手が大勢いるので、これから大きく成長してくれるだろう。今年を一つの例にして、来年はさらに良いプレーができるようになるはずだ」


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