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EL出場認められなかったパルマ、会長が激怒でクラブ売却

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「サッカー界、スポーツ界ではもう仕事しない」

 パルマのトンマーゾ・ギラルディ会長は30日、ヨーロッパリーグ(EL)出場が認められなかったことを受けて、会長職を辞任するとともに、クラブを売却すると発表した。

 今季のセリエAを6位で終え、EL出場権を獲得したパルマ。だが、イタリアサッカー連盟は所得税支払いの遅れからUEFAライセンスを与えず。パルマは控訴したが、イタリアオリンピック委員会の高等裁判所もこれを棄却。EL出場権は7位トリノに与えられることになった。

 この結果に激怒しているギラルディ会長は、30日に会見を開き、サッカー界から身を引くと明かしている。イタリア『スカイ・スポーツ』が同会長のコメントを伝えた。

「支払うべき金額の0.6%に関するミスで、パルマは罰せられた。そのために、私はピッチで手に入れたものを失った。欧州レベルの大きな倒産から、プロヴィンチャ(地方の中小チーム)を引き上げたのにね。銃を撃つ者、混乱を起こす者、叫び声を上げる者、紙爆弾を投げる者、そういった者たちの世界から、我々はリスペクトされていない。我々があまりに正しく、市民的だからだ」

「君たちは私をスポーツの世界から、私の最大の情熱から遠ざけることに成功した。私はサッカーとスポーツ(の世界での仕事)をやめる。恥を知れ。私は自分の小さな村に戻る。スポーツの背後で常に稼いでばかりしてきた人間たちをすべて取り除く必要がある。私は下部カテゴリーからスタートし、ELにまでたどり着いた。それを誇りに思う。私はパルマに辞任を申し出た。100%、クラブは売りに出ている。明日からは異なる物語だ。仕事は6月30日まで全うする」

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