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3戦4発、ノッてきたネイマール「自信を持ってチリ戦を迎えられる」

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[6.23 ブラジルW杯A組 カメルーン1-4ブラジル ブラジリア]

 スーパースターのゴールは、流れを一変させる力を持っている。大会を去ることが決定しているものの、思わぬ踏ん張りを見せたカメルーン代表。その勢いを削ぎ、ブラジル代表へと流れを引き戻したのは、2度にわたる背番号「10」のゴールだった。

 前半開始時からの攻勢で先制点を奪えなかったブラジルは、一転してカメルーンに流れを掴まれてしまう。そんな中迎えた17分、FWネイマールのゴールがネットを揺らす。MFルイス・グスタボのグラウンダーのクロスを足首の角度を変えて流し込む、技あり弾だった。

 2点目は1-1の同点に追いつかれ、カメルーンペースになっていた前半35分。DFマルセロからパスを受けると左サイドからドリブルで中央に切り込み、守備陣の間を縫って右足でシュートを決めた。ネイマールの十八番と言える得点パターンがようやく出た。

 3試合4得点。FWトーマス・ミュラー(ドイツ)やFWロビン・ファン・ペルシー(オランダ)ら3得点の選手をかわし、得点ランキングで単独トップに躍り出た。それでもネイマールは自らをスペシャルな存在だと思っていないようだ。「特別重要な選手なんていない。みんなが重要なんだ」と『Sportv』で語っている。「ピッチ上での僕の責任は、チャンスをつくりだし、マークのヘルプに入ることだ。みんなと同じだよ」

 攻守の切り替えが早く、組織的に戦えていたブラジル。3試合を終えて、チームの調子は上がってきている。「もし僕が間違えていなければ、いままでで一番の試合だった。みんな最後までハードワークをしていて、そのことは賞賛に値する」とネイマールは手応えを口にする。「ブラジルはこのスコアに値するし、これで自信を持ってチリ戦を迎えられる」。4-1の大勝を飾ったブラジルは、29日(日本時間30日)に決勝トーナメント1回戦チリ戦に臨む。


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