後継者を指名

　イングランド代表を引退したリバプールMFスティーブン・ジェラードは、自身の後継者となる新たな代表キャプテンに、マンチェスター・ユナイテッドFWウェイン・ルーニーを推薦している。

　これまで代表キャプテンを務めていたジェラードはブラジル・ワールドカップを最後にイングランド代表を引退。新キャプテンの人選が注目されるところだ。

　ロイ・ホジソン監督は28日に9月の親善試合およびEURO2016予選に向けた代表メンバーを発表する予定。その際に新キャプテンも指名される見通しだが、ユナイテッドでもキャプテンに就任したルーニーが最有力候補ではないかと見られる。

　ジェラードはイギリス『デイリー・メール』に掲載したコラムで、ルーニーをキャプテンに推薦して次のように述べている。

「ウェインは自然とリーダーになる存在だ。トッププレーヤーであることに加えて、グループの中でリスペクトされる存在なんだ。ウェインは自分の国を代表することに情熱を持っており、責任に惑わされてしまうこともない」

「試合前のドレッシングルームでは、彼は一番声を出している選手の一人だ。声を上げることにも、一人ひとりと話をして何が期待されているかを伝えることにも躊躇はない。彼が副キャプテンだったときには大きなサポートをしてくれたよ」

　イングランド代表のキャプテンを務める思いは、ルーニーにとっても特別なものになるはずだとジェラードは語る。

「アームバンドを巻くことはウェインにとって新しいことじゃない。以前にも、2009年のカタールでのブラジル戦や、2012年10月のサンマリノ戦でキャプテンを務めた。だが、アームバンドを借りているだけのときとは気持ちが異なるものだ」

「ロイから(キャプテン就任の)知らせを聞いた後は、ドレッシングルームへ入るのが待ち遠しくてならなかった。ウェインにとっても同じだと思う。(9月3日の)ノルウェーとの親善試合でウェンブリーに立ちたいという思いが強くなるだろうね」

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