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ディ・マリア:「移籍は自分の希望ではなかった」

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ユナイテッド移籍決定で心情を明かす

 26日にマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が決まったMFアンヘル・ディ・マリアが、自身の心情を明かした。移籍を望んだのは自分ではないと述べている。

 レアル・マドリー退団が決まったディ・マリアは、スペイン『マルカ』への手紙で現在の心境を次のように明かしている。

「レアル・マドリーでの自分の時間は終わりを迎えた。ここで得たすべてを数行で記すことは不可能だ。でも、この手紙で、クラブに別れを告げる今の自分の気持ちを説明する。4年に渡り、僕はこのユニフォームを着ることを名誉に感じてきた。起きたことのすべて、チームメートたちと一緒に成し遂げたことのすべてを、誇りに感じるばかりだ」

「悲しいけど、今、僕は去らなければいけない。でも、これが自分の希望では決してなかったということを明確にしておきたいんだ。僕は常に続けることを望んだ。デシマ(10度目の欧州制覇)を達成してワールドカップに向かったとき、クラブのフロントから何かシグナルがあることを願っていたけど、それが届くことはなかった」

「いろいろなことが言われ、多くの嘘が出回った。彼らは常に僕がクラブを離れたがっているようにしたがったけど、そうじゃなかったんだ。残念ながら、僕のサッカーは誰かの好みではないんだよ。僕が唯一求めるのは、公正な取引だった。僕が検討することはたくさんあるけど、その大半がサラリーとは関係がない。僕はマンチェスター・ユナイテッドでそれを見つけたい。世界最大のクラブの一つだ。僕は彼らと歴史をつくりたいと願っている」

「僕は幸運にも素晴らしい選手たちとロッカールームを共有できた。彼らは素晴らしいチームメートたちだったんだ。それがデシマ達成の鍵だったと思う。ピッチ内外でミスをしてきたことは謝りたい。僕はすべての試合で、それが最後というつもりで汗をかいてきた。うまくいくときもあれば、そうじゃないときもあったね。でも、常に全力を尽くしてきたことは言える」

「スペインが僕に与えてくれたすべてに感謝したい。何より、娘が生まれた国だからね。モンテプリンシペ病院の人たちには特別な感謝を言いたい。彼らのことはずっと忘れないよ。妻と娘、そして僕も、ずっと感謝する。良いときも悪いときも、常に支えてくれたチームメートたちや、一緒に仕事をしてきたコーチングスタッフたち、毎日クラブで働くすべての人たちに感謝したい。僕は彼らと素晴らしい関係にある」

「マドリーが素晴らしいシーズンを送り、常にクラブが望む野心を達成できるように願っている。ベルナベウでのスーペルコパでピッチに入ったとき、観客があのような愛情あふれるあいさつをしてくれたことは、永遠に忘れないよ。本当にありがとう。いまだに身震いするよ。あれ以上の別れは考えられない。残念ながら、あれが僕のラストゲームだったんだ」

「アラ(万歳)、マドリー! いつも、そして永遠に!」

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