パルマ戦に向け会見

　ミランのフィリッポ・インザーギ監督は、14日に行われるセリエA第2節パルマ戦に向けての展望を語るとともに、開幕戦でゴールを挙げるなど好調な本田圭佑に賛辞を送っている。

　パルマ戦ではFWステファン・エル・シャーラウィが足首の炎症のため欠場。新加入のFWフェルナンド・トーレスが先発に名を連ねるのではないかと予想される。

　だがインザーギ監督は、負傷で開幕戦を欠場したFWジャンパオロ・パッツィーニの起用の可能性も除外していない。試合前日の会見でのコメントを、クラブ公式サイトやイタリアメディアが伝えた。

「絶好調だったステファンを失うことになった。まだ状態は良くない。少なくともベンチ入りできるまでに回復することを期待していたが、間に合わなかったため招集メンバーからは外れている」

「だが、我々には十分なメンバーがそろっており、彼の穴を埋めることができるだろう。パッツィーニは最近数日状態が良くなかったが、先発にしろ途中からにしろ貢献してくれるはずだ」

　インザーギ監督は、移籍市場終了直前に獲得したMFジャコモ・ボナベントゥーラも非常に高く評価していると伝えられる。布陣を検討する上での選択肢が豊富になっているのはうれしい悩みだろう。

「ボナベントゥーラもトーレスも、非常にクオリティーが高く真面目な選手たちだ。それぞれ特徴は異なっており、試合をスタートさせるために最善のやり方を見つけるのは私次第だ」

「だが、先発しない選手が失格というわけではない。途中から入る選手が試合の行方を変えることもある。まだいくつか迷っている点があり、日曜夜まで考えるつもりだ」

　途中加入の昨シーズンは力を発揮できなかったが、今季はプレシーズンから好調を維持する本田については次のようにコメント。日本代表の試合による長旅の影響も懸念されるが、パルマ戦でも起用を考えているようだ。

「以前には本田は完全な準備ができていなかった。今年はそれができたため、その結果が目に見えている。スピリットや意欲を持って非常によくやってくれている」

「彼は模範的な選手だよ。練習には最初に来て、おそらく家でもトレーニングしているようだ。そういうスピリットこそが私の選手たちを鼓舞するものだ。ピッチに立つことになると思う」

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