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ベンゲル監督のモウリーニョ監督へのプッシングは不問へ

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 5日に行われたチェルシーアーセナルの一戦で、両指揮官が激しくぶつかり合った。事の発端は前半途中に、チェルシーのDFギャリー・ケーヒルがアーセナルFWアレクシス・サンチェスに危険なタックルを仕掛けたこと。このファウルに反応したベンゲル監督が、モウリーニョ監督を押しのけた。

 試合後、この衝突について問われたベンゲル監督は「後悔はしていない。何を後悔することがある? 私はA地点からB地点へ行きたかったのに、誰かが邪魔をした。まったく歓迎しないやり方でね」と言い、「Bとはサンチェスのことだ。どのくらいケガが酷いか見たかったんだ。彼が何を言ったか聞いていない。私が本当に押そうとしていたかは、映像を見れば分かる」と、コメントした。

 対するモウリーニョ監督は「ヒートアップした。ビッグゲームだったし、どちらもビッグクラブで、ライバル同士だ。どちらのチームにとっても重要な試合だった。こういった状況がそうさせたんだ」と言い、衝突の場面については「2つのテクニカルエリアがあった。1つは私のものであり、もう1つは彼(ベンゲル)のものだ。彼は正当な理由もなく、私のテクニカルエリアに近づいてきた。彼は主審にレッドカードを要求しようとしたが、私はそれが気に食わなかった」と、説明する。

 さらにモウリーニョは「公平にいえば、私もサッカーでいろいろな間違いをしてきた。しばしば感情を抑制できなかった。だが、今回は違う。今回は自分のテクニカルエリア内にいたし、私に問題はなかった。それだけだ」と、2-0で試合に勝利したチェルシーの監督は続けた。

 イングランドサッカー協会は、この件に関して審判団から特別な報告がない限り、規律処分は下さないようだが、ビッグロンドンダービーに、また新たな遺恨が残りそうだ。

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