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シャルケ監督就任のディ・マッテオ、「ひとまず守備に取り組む」

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 DF内田篤人の所属するシャルケは8日、新監督に就任したロベルト・ディ・マッテオ氏の記者会見を行った。開幕から2勝2分3敗と不振のシャルケは7日にイェンス・ケラー監督の解任とともに、ディ・マッテオ氏の監督就任を発表していた。

 会見に登場したディ・マッテオ氏。シャルケの第一印象について問われると、「最初の数時間はとてもポジティブだ」と言うと、「チームや、チームの裏側の人たちとも知り合った。全てをとても気に入っている。この新しい挑戦を嬉しく思うよ。このクラブは情熱があり、素晴らしいファンを持っている」と語った。
 
 開幕からの4試合で2敗2分とスタートダッシュに失敗した今季のシャルケ。最近のブンデスリーガ3試合では、2勝1敗と勝ちを先攻させているが、現在は11位に沈んでいる。なかでも7戦11得点12失点と、失点の多さが目立つ状況だ。

 新指揮官は「ここ数日間、これまでの試合をしっかり見返したよ。それに、以前からもいちサッカーファンとしてシャルケの試合は徹底的に追いかけていた。前線に高いポテンシャルを持った良いチームだ」と評価しながらも、「だが、ディフェンスにおいては、最近いくつかの問題を抱えている。もちろん数名の選手が負傷離脱していた、もしくはまだしているということも起因しているがね。だから、これからはひとまず守備に取り組むつもりだ。とはいえ、改善するまで我慢と時間は必要になる。サッカーに奇跡はない」と話した。

「フレキシブルに対応できるようなチームにしたい」とチーム作りについて語ったディ・マッテオ。シャルケでの目標については、「CL出場権の獲得だ。この目標はクラブがシーズン前から掲げていたもの。だからそれは私の目標にもなる」と意気込んだ。

 なお、シャルケは今季の欧州CLにも出場している。2011-12シーズンには、チェルシーをクラブ史上初の欧州CL制覇に導いたディ・マッテオは「CLではグループリーグを突破したい。そのためにも次のスポルティング・リスボン戦との2試合が非常に重要になる。むしろ決め手になるといってもいいかもしれない」と展望を語った。


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