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「実質監督」のジダン氏、3か月の停止処分も

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監督技術委員会が処分を要求

 レアル・マドリーのBチームにあたるレアル・マドリー・カスティージャを実質的に率いるジネディーヌ・ジダン氏は、必要とされる監督資格を取得せずチームの指揮を執ったことで処分を下されることになるかもしれない。スペイン『マルカ』などが報じている。

 ジダン氏は今季から、リーガ2部B(実質3部)で戦うカスティージャの指揮を執ることが決定。だが2部B以上のチームを率いるのに必要とされるレベル3のコーチライセンスを取得していないため、正式な役職は助監督となり、ライセンスを持つサンチャゴ・サンチェス氏が名目上の監督となっている。

 ジダン氏の現状に関してはシーズン開始当初から批判も上がり、スペインサッカー連盟(RFEF)の監督技術委員会は同氏を「監視下」に置いていた。その後も実質的な監督としての振る舞いに変化がないことから、監督技術委員会は2部Bの競技委員会への訴えを起こし、ジダン氏に対して3か月間の活動停止処分を要求したとのことだ。

 監督技術委員会は、ジダン氏が練習中に実質的な監督として指揮を執っているビデオや、マドリーがクラブ公式ウェブサイトでジダン氏を監督として扱ったこと、ジダン氏の給料がサンチャゴ・サンチェス氏より大幅に高額であることなどを証拠として提出したとのことだ。資格のないジダン氏に指揮を許したということで、サンチャゴ・サンチェス氏にも3か月間の停止処分が要求されている。

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