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シメオネ:「バルサのDNAは消えていない」

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バルサ戦前日会見

 11日のリーガエスパニョーラ第18節、アトレティコ・マドリーは敵地カンプ・ノウでのバルセロナ戦に臨む。前日会見に出席したディエゴ・シメオネ監督は、ルイス・エンリケ監督率いるバルセロナも、過去と変わらない手強いチームであることを強調している。

 スペイン『マルカ』がアルゼンチン人指揮官のコメントを伝えている。

「ルイス・スアレスはこれまでのバルサの選手とは異なる質を持ち、ラキティッチはシャビやイニエスタの代わりを務められる…。ボールを少しでも持たせていい選手など、あのチームには存在しない。全員が素晴らしいボール扱いを見せる。GKも含めてね」

 L・エンリケ監督はアトレティコを「リーガ優勝の大本命」としたが、シメオネ監督は「それは一つの意見であり、敬意を表すべき」とその発言を気に留めず。加えて、バルセロナとレアル・マドリーの強大さを強調している。

「プレースタイルこそ違うが、彼らは重要過ぎるチームなんだよ。レアル・マドリーはハメスとイスコの存在によってポゼッション率を高めているが、より縦に早い攻撃を実践する。一方のバルセロナは全ポジションに素晴らしい個人技を見せられる選手たちを揃え、現在も世界最高の地位にまで押し上げた特徴を有している。バルサのDNAは消えておらず、今も存在し続けているんだ」

 アンドニ・スビサレッタSD(スポーツディレクター)の解任やFWリオネル・メッシとL・エンリケ監督の確執問題などに揺れるバルセロナだが、シメオネ監督は試合だけに集中している様子だ。

「ライバルに起こっていることについて、意識を傾けたりはしない。メディアの意見や見解を聞き、それに夢中になることが良いこととは思えないね。我々はあのクラブにいるわけではなく、真実を知っているわけではないんだ」

 一方で、アトレティコがメッシを獲得する可能性を問われると、「意味をなさない。非現実的だ」と一蹴。メッシとL・エンリケ監督の確執報道にあるように、選手側の方が権力を有するケースが存在するかとの質問には、「分からない。自分の身に起きたことはない」と返答している。

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