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ケーヒル自身も興奮オーバーヘッド弾「本能で動いた」

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 オーストラリア代表は22日、アジア杯準々決勝で中国代表と対戦し、2-0で勝利した。後半4分にFWティム・ケーヒルがオーバーヘッド弾を決めて先制すると、同20分には左サイドから上がったクロスを、再びケーヒルが合わせて、中国を突き放した。4強に駒を進めたオーストラリアは、27日の準決勝では日本対UAEの勝者と対戦する。

 まだまだオーストラリアは背番号4が中心だ。後半4分、CKのこぼれ球が浮き球になってケーヒルの頭上に飛ぶと、迷わずバイシクルシュートを放つ。右足から放たれたシュートは、GKの脇を抜け、ゴールネットを揺らした。さらに同20分には左サイドからDFジェイソン・デビッドソンがクロスボールを上げると、打点の高いヘッドで合わせる。35歳FWが驚異的な身体能力を見せつけて、豪州を4強へと導いた。『シドニー・モーニング・ヘラルド』によると、試合後、ケーヒル自身も興奮気味にゴールシーンを振り返っている。

「あの(最初の)ゴールは完璧に本能で動いたんだ。ボールが来たとき、僕はうまく合わせたかっただけだった。そしてボールを蹴ったとき、うまく合わせることができたなと思ったらボールがネットに突き刺さっていたんだ。あれは今のところ僕のベストゴールの一つだ。大きなトーナメントだし、実際に驚きのゴールだったからね」

「面白いことに、僕の兄が試合前にメールしてきてくれて、僕が2ゴールを決めると言ってきたんだ。僕がなんて返答したかは教えないけど、僕は自分たちが勝つと信じていたし、実際にゴールを決めることもできた。別にうぬぼれているわけじゃない。ただ自分自身を信じることが大事だということが言いたいんだ」

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