ローマFWマッティア・デストロが29日、ミラン移籍に向けてミラノ入りした。選手はミラン加入に満足だと話している。

　ミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOは28日、ローマに出向いてデストロの自宅まで訪問し、ミラン入りを口説いていた。選手は29日にミラン移籍を了承し、ローマから電車でミラノ入り。ガッリアーニCEOやミラニスタの歓迎を受け、メディカルチェックへと向かっている。

　ミランの公式ウェブサイトが、デストロのコメントを次のように伝えた。

「とても素晴らしい歓迎だった。ここに来ることができ、このグループの一員になれて、非常にうれしく思っている。(フィリッポ・)インザーギ監督とはもう話した。うまくやって、ミランが素晴らしいチームだと示したいという強い意欲を感じている。次の試合からそれを見せたい。ピッチでプレーするのが楽しみだよ」

「僕の役割を決めるのは監督だ。僕はうまくやりたいと思っている。背番号はまだ選んでいないよ。これは僕にとって大きなチャンスだ。みんなと知り合って、プレーするのが待ち遠しい。サポーターには大きなあいさつをしておきたい。素晴らしいリーグ戦にするために全力を尽くすよ」

　ミランはローマと買い取りオプションつきレンタル移籍で合意している。FWステファン・エル・シャーラウィが離脱したミランの攻撃陣は、デストロ加入でどう変わるのか。MF本田圭佑の起用法も含め、苦境にあるインザーギ監督の手腕が注目される。

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