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サッキ氏の発言が問題に 「下部組織に有色人種の選手が多すぎる」

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 元イタリア代表監督のアリーゴ・サッキ氏は、イタリアの下部組織に外国人選手が多いことを嘆いている。だが、その発言が人種差別的だと騒がれた。

 かつてイタリアサッカー連盟で下部組織のコーディネーターも務めたサッキ氏は、17日のイベントで、各クラブの下部組織による大会ヴィアレッジョ・トーナメントを見た際に感じた問題点を口にした。イタリアメディアがコメントを伝えている。

「私は人種差別主義者ではない。監督としての私の歴史がそれを示している。(フランク・)ライカールトをはじめにね。だが、ヴィアレッジョを見ると、有色人種が多すぎる。もはやビジネス最優先だ」

「イタリアには尊厳もプライドもない。外国人選手が15人のチームを見るなど、あり得ないよ」

 この発言が人種差別的だとの指摘に対し、サッキ氏はイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで、次のように答えている。

「私(の発言)は歪曲されている。人種差別主義者など、あり得ないよ。私はただ、有色人種の選手を4人起用するチームを見たということを言ったんだ」

「私の歴史が明確に物語っているだろう。私は有色人種で最高級の選手たちがいるチームたちを率いてきた。そういう選手たちを獲得してきた。ミラノ(ミラン)でもマドリッド(レアル・マドリー)でもね。私が言いたかったのは、我々が国としての誇りとアイデンティティーを失っているということなんだ」

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