beacon

イスコ交代で批判を受けたアンチェロッティ 「理解してもらえないなら謝る」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 1日のリーガ・エスパニョーラ第25節、首位レアル・マドリーは本拠地サンチャゴ・ベルナベウでのビジャレアル戦を1-1で引き分けた。これで2位バルセロナとの勝ち点差は2に縮まったが、カルロ・アンチェロッティ監督はリーガの優勝争いが最終節までもつれるとの見解を再度示している。

 スペイン『マルカ』がイタリア人指揮官のコメントを伝えた。

「チームは良くなっているよ。勝ち点2を失ったのは確かだが、リーガの決着は最終節につくと常々言ってきたはずだ。いずれにしても我々は楽しまなくてはならず、そうしながら次の試合(敵地でのビルバオ戦)を迎えることになる。良いリアクションを見せなくてはね」

「今季のリーガで引き分けたのは初めてだが、それはチームが無気力だったからではない。我々は何度もペナルティーエリア内に到達したが、運がなかった。後半は素晴らしかったよ」

 一方で、前半のパフォーマンスが好ましいものではなかったことを認めている。

「前半のプレーリズムは相当に遅かった。チャンスを得られず、緩慢なパス回しの後に何度もクロスを送ることになったね。後半にリズムは変わり、多くの決定機を得られたものの、決定的なプレーを見せられなかった」

「我々は多くの決定機を手にしたものの、(ビジャレアルGKセルヒオ・)アセンホは素晴らしいセーブを見せ、また運にも恵まれることがなかった。24本のシュートを放ちながら、枠内シュートはわずか7本だったんだからね」

 選手たちがフィジカル的に消耗しているとの指摘には、次のように返答した。

「フィジカルの問題であれば、前半ではなく後半に停滞するはずだ。今日はプレーリズムを手にするのが困難であり、クロス以外の解決法を見つけるのが難しい試合だった。我々はサイドから攻めようとしたが、パス回しが遅すぎたんだ」

「我々は1週間、また3日おきに試合を戦うことに慣れている。選手たちはこの1週間、素晴らしい形で働いていたが、試合ではうまくいかなった。だが、それはフィジカルの問題ではないよ」

 アンチェロッティ監督はMFイスコとの交代でMFアシエル・イジャラメンディを投入して、観衆からブーイングを受けた。この件については、MFルーカス・シウバをFWヘセ・ロドリゲスに代えたことで失った「攻守のバランスを取るためだった」と説明している。

「ピッチに立つ監督が選手を交代させるのは、チームにとって良いことだと考えるからだ。ファンが理解してくれないならば謝るよ。私は攻守のバランスを取るために、そう決断を下した」


▼関連リンク
リーガ・エスパニョーラ2014-15特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP