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チェルシーファンが再び人種差別? 英鉄道警察が調査を開始へ

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 2月に行われたUEFAチャンピオンズリーグのパリSG戦後、一部のチェルシーサポーターが人種差別問題を起こしたことが問題になったばかり。しかし、1日のキャピタル・ワン杯決勝後、再びチェルシーのサポーターグループが、人種差別的なチャントを歌った容疑があり、鉄道警察は「サッカーファンによる人種差別的な行いが複数の乗客から報告された」と調査を開始したことを明かした。

 チェルシーがトッテナムに2-0で勝利した試合後、ロンドンのユーストン駅からマンチェスター・ピカデリー駅へ向かう電車内で事件は起きた。英『デイリーメール』は、乗客のコメントを紹介している。

 一人は「恐ろしいものだった。彼らはチェルシーファンであり、ひどく攻撃的だった。ある黒人の乗客は、乗っている列車を変えることになった。というのも、彼らにあまりにも気分を害したからだ」と状況を説明し、別の人は「ある女の子は泣いていた。警察が到着すると、彼らを電車から追い出していった」と振り返った。

 鉄道警察は「当局はストーク・オン・トレント駅で4人の男性を電車から出るように伝えた。私たちは2人の証言者と話しをし、調査を開始している」と声明を発表。さらに「乗客や従業員は安全に電車に乗る権利がある。電車や駅での罵倒などの行為は到底認められない。いかなる類の事件に関しても調査をすることをためらったりはしない」としている。

 一方、チェルシーの広報担当者は『プレス・アソシエーション・スポーツ』に対して「報告は聞いているが、現段階ではその事件にチェルシーのサポーターが関与していたかどうかは明らかではない。もしチェルシーのファンが関わっていた場合、クラブ側としては英国鉄道警察に協力するつもりだ」と、声明を発表している。

 チームのキャプテンでもあるDFジョン・テリーも事件を受けて、「サッカーはみんなのためのスポーツであり、だからこそ僕らは好きなんだ。パリの地下鉄で起きた出来事というのは受け入れられない」と話している。

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