ポルトDFダニーロの去就をめぐり、様々な報道が飛び交っている。スペインメディアは特に、ブラジル代表DFがレアル・マドリーへの移籍に近づいていると盛んに報じている状況だ。

　現在の契約が2016年までとなっており、契約最終年を迎えることになる今年夏の去就が注目されるダニーロ。バルセロナやマンチェスター・ユナイテッドなど複数のビッグクラブが獲得に関心を抱いていると見られる。

　ポルトとの契約解除金として5000万ユーロが設定されているが、スペイン『アス』はポルトがこれに近い4000万ユーロ(約53億円)の移籍金を要求する見通しだと伝えた。

　ポルトはダニーロおよびFWジャクソン・マルティネスの保有権を担保として銀行から受けた2500万ユーロの融資の返済期限が迫っており、移籍金でこれを返済するのに加えて、ダニーロを獲得した際に支払った1300万ユーロ以上を回収したいというのが4000万ユーロという金額の根拠だという。

　マドリーは最大でも3000万ユーロまでの提示に抑えたいという意向が伝えられており、ポルトがそれ以上の額を要求するようであれば、契約解除金に近い額を準備しているとも報じられたユナイテッドが優位に立つことになるかもしれない。

　一方で、マドリーの希望に近い額での合意に迫っているとの報道もある。スペイン『ムンド・デポルティボ』は両クラブが3000万ユーロ前後で基本合意に達したと伝えた。『セクスタ』は約2500万ユーロ前後で合意間近としている。マドリーからポルトにレンタル中のMFカセミロの去就が取引に含まれないことではいずれも一致している。

　ドゥンガ監督率いるブラジル代表の先発に定着している右サイドバックの新天地はマドリーに決まるのだろうか?　いずれにしても、まもなく大きな動きがあるかもしれない。

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