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独紙評価:王者相手にゴールを決めた清武、「トップ下の方が価値がある」

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 7日に行われたブンデスリーガ第24節、ハノーファーはホームでのバイエルン戦に1-3で敗れた。王者相手に先制点を記録したハノーファーMF清武弘嗣のプレーは、ドイツメディアで及第点の採点がつけられている。

 7試合勝ちなしという状況で首位バイエルンを迎えたハノーファーは、26分に清武が得点。左サイドに位置したMFサリフ・サネのサイドチェンジを受けたFWジミー・ブリアンが中央に鋭いパスを送ると、清武がそれをファーストタッチでペナルティーエリアに持ち込み、DFダンテの股を抜くシュートでネットを揺らした。

 だがバイエルンは、その直後にMFシャビ・アロンソの直接FKで同点に追いつき、後半に入るとFWトーマス・ミュラーのPKで逆転に成功。72分にはミュラーがこの試合2得点目を記録してダメ押した。バイエルンはリーグ戦5連勝と好調を維持。一方のハノーファーは8試合勝ちなしも、メディアでの評価はまずまずの内容となっている。

 ドイツ『ビルト』(チーム平均点3.23)は、清武を含むハノーファー8人に3と及第点をつけている。MFサネは2とチーム単独最高点と評価され、DFジョアン・ペレイラとFWアルトゥル・ソビエフらが4とチーム最低タイとなった。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

 『キッカー』(チーム平均点3.5)でも清武のパフォーマンスに3がつけられている。GKロン・ロベルト・ツィーラー、DFマルセロ、クリスティアン・シュルツと同じで、サネ(2.5)に次ぐチーム3位タイの採点だ。一方、チーム単独最低点は後半から途中出場したFWホセルに対する5だった。

 地元の『ハノーファシェ・アルゲマイネ』(チーム平均点3.21)でも清武は3と及第点がつけられている。サネのプレーを2と高く評価した同メディアは、清武について次のような寸評を記載した。

「この日本人選手はサイドより中央での起用の方が価値がある。ゴールを決めたためだけではなく、満足できるパフォーマンスを見せた」

 なお、この試合でDF酒井宏樹は、ベンチ入りするも出番がなかった。

 12位に後退したハノーファーは次節、ボルシアMGとアウェーで対戦。ハノーファーのトップ下を務めるMFラース・シュティンドルは前節からの出場停止が続くため、清武は再び同ポジションで起用される可能性が高い。
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