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チェルシー時代を振り返るFWトーレス「濡れた服を着て泳いでいるよう」

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 アトレティコ・マドリーのFWフェルナンド・トーレスが2011年のチェルシー在籍時を振り返り、「濡れた服を着て泳いでいるようだった」と不振のときを自らの言葉で語った。スペイン紙『エル・パイス』へ語った内容を『スカイスポーツ』が報じている。

 A・マドリーで育ったトーレスは、リバプールへの移籍後、2011年1月にチェルシーへ5000万ポンド(約65億7500万円)で加入した。2011年2月6日の古巣・リバプール戦でチェルシーデビューを果たすも、初ゴールは遠く。デビュー戦から903分間無得点が続くなど、スタートからつまずいた。結局、チェルシーでは110試合へ出場しながらも、わずか20得点でクラブを去ることになった。

 当時を振り返ったトーレスは「何週間も、あるいは何年もうまくいかなかった状態から抜け出すことができた。まるで濡れた服で泳いでいるような気分だったよ」と語り、「みんな統計だけを見ようとするけど、それは必ずしも実態を表していない」と語気を強めた。

 チェルシーで不振のときを過ごしたトーレスは2014年8月にミランへ2年間の期限付き移籍。すると2015年1月にはミランへの完全移籍とともに、古巣であるA・マドリーへの1年半の期限付き移籍が発表された。A・マドリーでは9試合へ出場したリーガでの得点こそ、まだないものの、コパ・デル・レイや欧州CLなどで徐々に存在感を強めている。

 トーレスは、「僕は自分がどういう人間なのか知っているし、自分の長所も知っている。最終的にそういう疑いはなくなった。だけどそうするとまた別の疑いがやってくるものだよ」と嘆いた。


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