beacon

バーゼルは6発で完勝も途中出場の柿谷はゴールラッシュの流れに乗れず

このエントリーをはてなブックマークに追加
[4.4 スイス・スーパーリーグ第26節 バーゼル6-0アーラウ]

 スイス・スーパーリーグは4日、各地で第26節を行った。FW柿谷曜一朗の所属する首位バーゼルはホームで最下位アーラウと対戦し、6-0で勝利した。ベンチスタートの柿谷は後半8分から途中出場。何度も相手の裏へ走り込むなどゴールへの高い意識を見せたが今季3点目とはならなかった。

 試合は一方的な展開となった。バーゼルは前半6分、FWシュケルツェン・ガシが獲得したPKをMFマティアス・デルガドが落ち着いてゴール右隅に流し込み、先制点。さらに同16分にはスルーパスに抜け出したFWブレール・エンボロの横パスをFWマルコ・シュトレラーが落ち着いて左足で決め、2-0とリードを広げた。

 攻撃の手を緩めないバーゼルは前半22分にもシュトレラーのスルーパスからガシが左足で決め、追加点を挙げると、同32分にはゴール正面からのFKは相手GKに弾かれたが、こぼれ球に詰めていたシュトレラーが左足で押し込み、4-0とした。さらに同36分、PA左からのエンボロの折り返しをデルガドが落ち着いて右足で流し込み、5-0で前半を終えた。

 後半8分にバーゼルはこの日2得点のシュトレラーに代えて柿谷を投入。柿谷はそのまま1トップの位置に入った。同16分、左CKの流れからPA左でパスを受けた柿谷の折り返しをエンボロが押し込んだが、柿谷のオフサイドでノーゴール。同18分には自陣からのフィードに柿谷が抜け出し、PA外まで飛び出したGKのクリアボールをガシが左足ロングシュートを無人のゴールに決め、6-0とした。

 後半24分には柿谷にも決定機。右からの折り返しからMFダビデ・カラのトラップが大きくなったボールを柿谷が倒れ込みながら右足で狙うも相手GKの正面を突き、得点とはならなかった。同38分、MFルーカ・ズッフィが獲得したPKをDFファビアン・シェアが蹴ったが、相手GKの好セーブに遭い、こぼれ球に柿谷も詰めたが決め切れなかった。

 柿谷は裏を取ろうと何度も動き直しをしたが、チームメイトからなかなかパスが出ず、ゴールラッシュの流れに乗れなかった。試合はそのまま6-0でバーゼルが完勝。2連勝とし、5試合負けなし(4勝1分)とした。

▼関連リンク
欧州組完全ガイド

TOP