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モラッティ氏、インテルの苦境に立ち上がる? 復帰を検討との報道が浮上

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 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は8日、元インテル会長のマッシモ・モラッティ氏が、クラブのトップに復帰することを考えていると報じた。

 1995年から18年にわたってインテルを率い、2010年にイタリア勢として初となる3冠を達成したモラッティ氏は、2013年にエリック・トヒル現会長にクラブを売却。現在は30%ほどの株式を保有している。

 だが『ガゼッタ』によると、インテルへの愛情の強さが知られているモラッティ氏は、周囲に「復帰」をうながされているようだ。現在のチームの苦戦ぶりや、インドネシアを拠点とするトヒル氏が常にミラノ、つまりチームのそばにいないことも問題視されているという。

 そこで、モラッティ氏は友人2名やイギリス、アメリカのファンドを巻き込み、再びクラブに戻るアイディアを検討しているそうだ。その2名とは、元会長のエルネスト・ペッレグリーニ氏と、スポンサーであるピレリ社のトップであるマルコ・トロンケッティ・プロヴェーラ氏である。

 『ガゼッタ』は「現時点ではあくまで一つのアイディアでしかない」としており、もちろんトヒル会長との合意も必要になる。だが『ガゼッタ』は、同会長が「当初の予想以上に困難と分かったこの状況を無傷で抜け出すことに関心を抱くかもしれない」とも伝えた。大金を投じているにもかかわらず、インテルが結果を出せないことで、トヒル会長は今後に疑問を抱いているという。

 インテルは今季、モラッティ氏の下でも指揮官を務めたロベルト・マンチーニ監督が復帰している。長年にわたってキャプテンを務め、モラッティ氏とあらゆる経験を共有してきたハビエル・サネッティ氏は副会長になった。果たして、モラッティ氏をトップに、近年のインテルの黄金期を築いたメンバーが主導権を握る時代が訪れるのだろうか。

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