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ボナベントゥーラ、ミラン首脳陣の「ビジネス」に苦言 ボバンにも反論

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 ミランMFジャコモ・ボナベントゥーラが、ウィンターブレイクをドバイで過ごしたことへの疑問を投げかけている。2015年になってから不振に陥った原因の一つが、後半戦に向けてしっかりとした準備をできなかったことあると考えているようだ。

 ミランは上位を争うナポリを下し、ユベントスとタイトルを争っていたローマと敵地で引き分けるなど、良い形で2014年を終えた。だが、ドバイでのキャンプを経て、2015年に入ると、負傷者が続出したこともあって低迷。一気に順位を下げていった。

 ボナベントゥーラは、冬の中断期間に後半戦へ備えたトレーニングができなかったと感じているようだ。ドバイ行きは後半戦への準備というよりも、ビジネスのためだったと話している。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。

「監督は(不振が)負傷によるものと考えている。確かに、ちゃんと準備ができなければケガをするものだ。僕らは1月に試合数が多く、練習するための時間がなかった。冬にドバイへ行ったのも、本当の意味での準備という以上に、ビジネスだったんだ。僕は、それがケガに影響したと思う。そしてその結果、勝ち点にも影響したんだ」

 ミランは19日のセリエA第31節で、インテルとのダービーに臨む。ボナベントゥーラにとっては、移籍するかもしれなかったチームとの対戦だ。夏のマーケット終了直前、インテル移籍へ向かっていたボナベントゥーラは、急きょミランに加入することとなった。

「ダービーで得点を決めることができたら、素晴らしいことだろう。インテルに移籍しなかったことに後悔はない。僕は素晴らしいクラブにいるんだ。このダービーで勝てば、終盤戦への大きな弾みとなるはずだ。ミランはこの順位に値しない。チーム力はヨーロッパリーグ出場権にふさわしい」

 ミランOBのズボニミール・ボバン氏は先日、現在のミランの選手たちをこきおろした。だが、ボナベントゥーラはこう反論している。

「正直に言って、彼の発言は予想外のものだったよ。きっと、彼は違う時代を生きてきたからだ。あのときのイタリアサッカーはトップだった。彼は、こういう類の困難を知らないんだよ」

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