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リーグ制覇へ王手のチェルシー、モウリーニョ「チームに油断はない」

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[4.29 プレミアリーグ第27節 レスター・シティ1-3チェルシー]

 プレミアリーグは29日、延期されていた第27節の1試合を行い、首位のチェルシーがアウェーでレスター・シティと対戦した。前半終了間際に先制されたチェルシーだったが、後半に3ゴールを挙げて逆転。チェルシーは、あと1勝するか、もしくは1試合消化試合の少ないアーセナルが1敗を喫した時点で、5年ぶりのリーグ優勝が決まる。

 試合後、クラブ公式サイトによるとジョゼ・モウリーニョ監督は「「これは本当に喜ばしいことだね。優勝まであと3ポイントだ」と声を弾ませ、「ベテランと若手が融合していた。チェフ、テリー、ディディエ、イヴァノヴィッチはピッチの上で頼もしい存在だった。それにマティッチ、ファブレガス、ラミレス……なんて素晴らしいチームなんだ」と自チームを称えた。

 この日の試合では、前半のアディショナルタイムに失点するも、後半3分にはFWデディエ・ドログバが同点弾を沈め、即座に追いつく。同34分にはMFセスク・ファブレガスのCKからDFガリー・ケーヒルが逆転弾。2-1と勝ち越すと、4分後にはMFラミレスがダメ押しの3点目を奪った。

 試合を振り返る指揮官は、同点弾を決めたドログバを手放しで賞賛。「ドログバのゴールは満点だ。後半開始早々のゴールはチームに勢いをもたらしたね。あれはただのゴールではなかった。彼の気持ちが込められたゴールだったよ。現時点で唯一のセンターフォワードとなったドログバは、90分間プレーしなければならなかった。その状況でゴールを決めて、フル出場したんだ。彼に拍手を贈りたいね」と称えた。

 5年ぶりのリーグ制覇へ王手をかけたチェルシー。しかし、幾多もの激戦を経てきたモウリーニョ監督に油断はない。「スタンフォードブリッジでパーティーを開くのはまだ早い。日曜日の試合で3ポイントを手にして、ファンたちを喜ばせるよ。今のチームは地に足がついている。試合後のドレッシングルームで騒いでいる者はいなかった。我々はまだ優勝していないんだからね。とは言っても今夜の勝利が嬉しいことに変わりはない。優勝にまた一歩近づいたが、勝負は日曜日だ。チームに油断はないよ」と淡々と語った。


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