カルロ・アンチェロッティ氏の復帰が実現しなかったミランは、まもなくシニシャ・ミハイロビッチ氏の新監督就任を発表することになるかもしれない。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

　フィリッポ・インザーギ監督に代わる来シーズン以降の指揮官として、レアル・マドリーを退任したアンチェロッティ氏を復帰させることを熱望していたミラン。だが説得は最終的に実を結ばず、2日にはクラブ公式サイトで「来季にカルロ・アンチェロッティがチームを率いることはありません」と異例の声明が出された。

　これにより、新監督の最有力候補となったのはサンプドリア監督を退任したミハイロビッチ氏。『ガゼッタ』によれば、パルマのロベルト・ドナドーニ監督やフィオレンティーナのビンチェンツォ・モンテッラ監督も候補に再浮上したが、最終的にやはりミハイロビッチ氏が有力になったとのことだ。モンテッラ監督に関しては、フィオレンティーナが500万ユーロの契約解除金支払いを要求することも一因と見られる。

　シルビオ・ベルルスコーニ名誉会長の最終決断さえ下されれば、ミハイロビッチ氏の新監督就任はすぐにでも発表される可能性があるという。「今日ではなくとも、遅くとも明日には」というのが『ガゼッタ』の見通しだ。

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