マンチェスター・ユナイテッド移籍の可能性が浮上しているFWカリム・ベンゼマだが、レアル・マドリーが同選手を売却する可能性もありそうだ。

　イギリス『マンチェスター・イブニング・ニュース』によれば、ベンゼマの代理人カリム・ジャジリ氏は3日にロンドンのホテル・ダボイでユナイテッドのエド・ウッドワードCEOと交渉を行った模様。モナコFWラダメル・ファルカオを買い取らず、また常時先発を求めるFWロビン・ファン・ペルシーに退団の可能性があるユナイテッドだが、ルイス・ファン・ハール監督がベンゼマの獲得をクラブに要請したとのことだ。

　一方でスペイン『アス』によれば、ベンゼマは昨夏に2019年まで契約を延長したマドリー残留を希望しているものの、クラブ側が同選手を絶対的な戦力と捉えていない可能性があるようだ。マドリーは3度にわたって交通違反を犯したフランス代表FWのパブリックイメージを好ましく感じておらず、またマンチェスター・シティFWセルヒオ・アグエロらレギュラー候補の獲得を目指しているとも報じられる。

　『アス』曰く、ジャジリ氏はベンゼマのマドリーでの将来が不透明なこともあり、ユナイテッドからのオファーに耳を傾けたとのことだ。なおイギリスでは、ユナイテッドが移籍金5500万ユーロのオファーをマドリーに提示する可能性が報じられている。

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