元コロンビア代表FWファウスティーノ・アスプリージャ氏が、母国の後輩である MFハメス・ロドリゲスについて語った。レアル・マドリーでの1シーズン目の出来に満足しているとしながらも、今後の難しさについても言及している。 スペイン『マルカ』が伝えた。

　ハメスは昨季、加入直後からレアル・マドリーの中心として活躍し、右足第5中足骨の骨折で離脱した時期もあったとはいえ、加入前の期待に応えた1年目だったと言えるだろう。アスプリージャ氏も「無冠に終わったことで、クラブにとっては厳しいシーズンとなったが、ハメスにとっては素晴らしいものとなった。彼は良いプレーを見せたが、クラブはそうではなかったね」と語っている。

　一方で今後のキャリアについては、「マドリーにおいては、何が起こるのか誰にも分からない」と慎重だ。『デシマ(チャンピオンズリーグでの10回目の優勝』を達成したカルロ・アンチェロッティを解任し、現在はイケル・カシージャスのようなレジェンドを追い出そうとしている。だからハメスも、ここで成功を収めるのなら、もう少し印象的な働きを見せなければならないだろう」と語っている。

　興味深いのは、クリスティアーノ・ロナウドについて「FKをもう少しハメスに譲ってほしい」と注文をつけたことだ。「たくさんのFKを獲得しても、ロナウドやリオネル・メッシが得点を決める数はとても少ない。ハメスのFKはロナウドよりも良いよ」と続けた。

　アスプリージャ氏はパルマでの現役時代の1993年に、当時無敵を誇っていたミラン戦でFKを直接決め、セリエAでの連続無敗記録を58で止めた実績がある。来季はOBの期待通り、ハメスがFKを多く蹴る場面が見られるだろうか。

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