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アイルランド、「メッシをケガさせないために金を受け取った」との報道を否定

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 アイルランドサッカー協会(FAI)が24日、2010年の国際親善試合でアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを負傷させないよう、アイルランド代表の選手たちが金銭を受け取ってタックルをしなかったとの報道を否定した。『BBC』などイギリスメディアが報じている。

 アイルランドは2010年8月にアルゼンチンと対戦。アビバ・スタジアムでの初の国際試合として行われた一戦で、MFアンヘル・ディ・マリアのゴールにより、0-1と敗れている。

 アルゼンチン『ナシオン』は、試合が当時アルゼンチンサッカー協会の会長を務めていた故フリオ・グロンドーナ氏の提案で実現したと報じた。2010年ワールドカップ(W杯)予選のプレーオフで、フランス代表FWティエリ・アンリのハンドから生まれたゴールにより本大会出場を逃し、激怒していたアイルランドを「なだめる」べく、FIFAのゼップ・ブラッター会長に近かったグロンドーナ氏が提案したとされている。

 だが、バルセロナのプレシーズンツアーに参加するはずだったメッシがケガした場合、アルゼンチンサッカー協会が500万ドルの補償金を支払うことができないことから、グロンドーナ氏はアイルランドの選手たちにメッシを負傷させないように依頼し、一人につき1万ドルを支払ったという。

 しかし、FAIは『ナシオン』の報道が「根拠のないもの」だとして「完全に否定」した。また、2010年の試合は2009年のW杯予選プレーオフ前に開催が発表されており、フランスとの一件は影響していないと強調。報道に対して法的措置を取ることも示唆している。

 2010年の試合に出場した元アイルランド代表のケビン・キルバーン氏は、次のように驚きを表している。『BBC』がコメントを伝えた。

「メッシを安全にしようとしていたということはないし、もちろん、選手たちの誰も金を受け取っていない。私にとっては寝耳に水の話だよ。ほかの選手たちにとっても同じだろう」
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