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元ブラジル代表リバウド氏、会長務めるクラブの降格危機に“現役復帰”

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 元ブラジル代表MFリバウド氏が現役復帰を果たした。自身が会長を務めるモジミリン(ブラジル2部)の試合に先発出場すると、今季初勝利へ貢献した。43歳となった元セレソンMFが2014年3月9日以来、約1年4か月ぶりにピッチへ戻ってきた。

 ブラジルセリエBで最下位に沈むモジミリン。7月7日に行われた第11節のナウティコ戦でリバウド氏は先発出場。チームは2-1で勝利し、11試合目にして今季初の白星を手に入れた。とはいえ、1勝3分7敗で最下位のままとなっている。

 リバウド氏は降格危機に瀕する中で6月下旬に「クラブのためにまたも家族を犠牲にすることになるが、チームの状況を改善したいと思っている。15か月前に現役を引退したが、膝に問題がなければ何試合かチームの役に立てると思う。まずは練習をしてみて考えたい」と話していた。

 このコメントから約2週間。現役復帰することになった。英『ガーディアン』によると、試合後にリバウド氏は「1年3か月ぶりに練習を再開し、たった20日で試合へ出場したんだ」と説明。「このままでは困難な状況は変わらない。だからこそ、チームがこの苦境から抜け出す手助けをしたいと思う」と語った。

 現役復帰に際しては「本来の意味での現役復帰ではなく、一時的なもの」と話していたリバウド氏。いつまでプレーを続けるかは不明だという。

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