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フォルラン:「カシージャスとファン・ペルシーの移籍はステップダウン」

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 元ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルランが、GKイケル・カシージャスポルトへの移籍や、FWロビン・ファン・ペルシーフェネルバフチェ移籍は、「ステップダウン」だと語った。

 フォルランは先週、UEA『ナショナル』のウィークリーコラムで、ピークを過ぎた選手について述べ、次のようにコメントしている。

「ポルトに大きな敬意を払っている。だが、彼らがレアル・マドリーであるかのようなふりをするのはやめよう。マドリーは世界最高のクラブの一つだ。カシージャスにとってステップダウンだよ。ファン・ペルシーがユナイテッドからフェネルバフチェに移籍したのがステップダウンであるのと同じだ」

 フォルランは、バルセロナを退団したMFシャビ・エルナンデスの扱われ方は特別だったとの見解を示している。

「シャビは、カシージャスが良い扱いを受けなかったと言った。彼の指摘は分かる。でも、シャビのバルサ退団は普通の経験ではなかった。大半の選手が、3冠達成直後にクラブを去るわけじゃないんだ。バルセロナが何も勝てていなかったから、シャビに対するリアクションはどうなっていただろう? 今回のように幸せな感じではなかったはずだ。カシージャスは1年前に欧州王者として去るマドリーを去ることもできたはずだよ」

 フォルランも、マドリーのカシージャスの扱い方には疑問を感じているようだ。だが、クラブが世代交代を目指すのは当然とも指摘している。

「マドリーはもっとうまくカシージャスを扱えたはずだ。メディアやファンの批判から守れたはずだよ。でも、彼らはそれをせず、彼を一人にした。僕はカシージャスと何度も対戦したけど、僕がスペインでプレーしていたときの彼は世界最高の守護神だった。彼はナンバーワンに、毎週プレーするのにふさわしい」

「でも、マドリーは世界ナンバーワンを望む。それはダビド・デ・ヘアになりそうだ。マドリーにはカシージャスというナンバーワンがいたが、今は次のナンバーワンを望んでいるんだよ。チェルシーと同じだ。彼らはペトル・チェフという素晴らしいGKがいたけど、ティボー・クルトワを望んだ。将来のために計画することを責められるだろうか? ノーだよね」

 だからこそ、フォルランは「つらい決定だけど、マドリーはベストであり続ける必要があるんだ。ラウール(・ゴンサレス)を手放したときのようにね」とコメント。そのうえで、次のように続けた。

「レジェンドたちは特別な扱いを望んでいるんじゃない。でも、長年にわたってクラブのためにしてきたすべてから、そういう選手たちは正しく扱われるにふさわしいはずだ。最低でも、誠実な対応をされるに値する。問題は、必ずしも全員が真実を言うわけじゃないことだ」

「アトレティコ・マドリーが僕の売却を望んだとき、彼らは僕が稼ぎすぎで、サラリー負担を除きたいと言ってきた。僕はその誠実さが好きだったよ。ほとんどずっと、彼らは僕をよく扱ってくれた。僕をメディアの前に出したり、一人で練習させたり、もっと難しくさせることもできたんだ。でも、そんな風に悪くなかった。そして、インテルが僕を獲得してくれたんだ」
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